山登り/ハイキング

2025年4月16日 (水)

思親山よくばり山行

朝、アマティのお散歩に出たらまっ白な富士山が顔を出していた。いきなり「よし、今日は思親山だ!」と思いつき家に帰って支度を始める。クルマでずっと富士山を追いかけて佐野峠から歩き出すと、いきなり甲斐コバイモを見つけ「コバイモは当たり年か」とワクワクしながら登っていくが、咲いているはずのカタクリがなかなか現れない。結局山頂までにカタクリの開花は1つだけ、甲斐コバイモも最初の1つだけという寂しいものだった。
最後の急な階段を登ると「おぉ、スゴイ!」富士桜が満開でその向こうに大きな富士山がドンと座っている。
次の2枚の写真は桜が邪魔していて富士山が見えないのだが、ボクにとっては大好きな写真だ!フジザクラ(マメザクラ)と富士山がまさに一体となっているから・・・
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ちょっと位置をずらすと富士山も富士桜もすばらしい。
思親山は30代半ばから毎年登ってくる大好きな山だが、これだけお天気・山姿・桜と3拍子そろうことは滅多にない。 Img_0667_20250417123301

登りには1本しか見られなかったカタクリだが、山頂でおにぎりを食べながらゆっくりしているうちにニョキニョキ花芽を伸ばし、帰りにはずいぶん大勢のカタクリ(春の女神)に会うことができた。
わたしはつい先日まで体調が優れずまたお天気も崩れ気味で本来なら春二番に訪れなければならない花なのに(春一番は雪割草)やっと今日会うことができた。なんて美しい色だ・・・

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「カタクリの花の中に桜の花が咲いている」といつも感心しているのが花の中央部の花紋様だ。これが見られるとワクワクする。Img_0678 Img_0680 Img_0753

以前は登山口、山頂部およびさらに南に伸びる尾根で多くのカイコバイモに会えたのだが、今年はこの1輪だけだった(昨年は1本も見つけられなかった)。甲斐の国でその名を持つ花に会えないのは残念。

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きょうは珍しく登山者の少ない日だった。お昼の山頂は誰もいずアマティはやりたい放題。相変わらず枝を加えて走り回っている。
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カタクリの花を見つけるとアマティに「来るな〜」と叫びながらの撮影。遠くでわたしを見守っているのだが「よし、来い」の合図で喜んでやってくる。
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今日は3拍子も4拍子も揃った楽しい山登りでした。
わたしは坐骨神経痛と脊柱管狭窄症で左足が痛くて平地でも引きずって歩いているのだが、こういうところに来るとアドレナリンが出まくりヒョイヒョイヒョイと登ってしまった。

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2025年4月 5日 (土)

竜爪山で "ズーミーズ"

坐骨神経痛と脊柱管狭窄症でビッコを引いている。じつはアマティもわたしと同じ左足がビッコである。本来ならお互い山登りは避けた方がいいだろうが、こんなおだやかな春の日にジッとしていられるほど気楽な生き方をするつもりはない。だって、残されているのは後わずかなんだから・・・
登山口に着いたら道路の両脇にクルマが鈴なり。やはりみんな山に登りたいと思って来てるんだろうな。しかしわたしたちはさらに上の新道登山口に向かう。新道は旧道に比べ距離は長いがなだらかな登りで歩きやすい。しかし、2022年の台風15号で登山道もズタズタになり途中で引き返していたが「普及が進んで通れるようになった」との情報があったので新道を登った。崩壊場所はロープが張られており足場も老人・老犬とも自力でクリアできるほどに修理されていた。
さてアマティは自然の中に放たれると大はしゃぎ!今回もまたいつものようにというか老犬になってからは久しぶりに「ズーミーズ」(エネルギーの爆発」が起き山中を狂ったように駆け回り、疲れ果ててやっと我に帰る現象です。わたしたちはこれを「あ、キレた!」と表現します。この子はふだん家や公園ではズーミーズは起きませんが、山で放たれるとよく起きます。このような所に来るとやはり心から解放されるんでしょうね・・・
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相変わらず枝が好きで、若い頃は「枝雄くん」と呼ばれていました。
まぁ、これが枝だからいいけど、よく鹿や猪の足を拾って来てこうして咥えたまま離さないこともよくありました。
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次の写真はわたしの歩きが遅くて心配して戻って見に来てくれた時の顔です。わたしと同じくらい白髪が出てて変な顔になりました。Dsc04736 Dsc04725

こうして花の収穫は少なかったものの、楽しい山登りが終わりました。
竜爪山にくるといつもの行動パターンは帰り途中「メ マンマ」というフランス料理やで食事をすることになっています。今回も下山したら電話で予約して店に入ったら「あれあれ?なんか様子が違うぞ」ということでキョロキョロ見回したが別の店になっていました。「エッ エ〜」とは思ったもののしかたなしになんか食べたけど食った気がしなかったな〜

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山桜満開

平地では数日前からソメイヨシノが満開を迎え、名所では大混乱が起きていると聞く。静岡市も"静岡祭り"と桜の満開ですごいことになりそう。

そんな喧騒から逃げようと竜爪山にネコノメソウを見に行こうと思って登山口に向かったらビックリ、なんとヤマザクラが満開。例年ネコノメソウを見に行くがこんなに素晴らしい光景に出会ったことはないので「しまった、ネコノメソウには遅いかな」と直感したが案の定終わっていた。でもまぁ、こんな桜が見れたんだからそれもヨシとしよう。
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次の写真は登山口からずっと降った平山部落の中で、枝垂れ桜の公園となっている場所。Img_0447
次の写真は平山の南で村の背山。
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このようにホンワカとした素晴らしい時を過ごした。
なんとまぁ、いい1日だったことだろう・・・

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2025年3月19日 (水)

竜爪山冠雪

子供の頃は「竜爪山に3回雪が積もると春がくる」と言われていたが、それも暖冬の影響だろうか「竜爪山に雪が積もると春が来る」というように1回積もっただけで春が来てしまうようになり。さらに雪が一回も積もらずに春が来てしまうことも珍しく無い。
今年は今朝でまさかの2回目である。もう厳冬期を過ぎたからあとは春が来るだけだと思っていたら2度目の積雪があった。我が家の近所から撮った写真さがかなり積もったように見える。
こうなるといつもなら家に帰って長靴履いて山頂を目指すのだが、今日は彼岸の大切な儀式があり泣く泣く我慢する。あたりを見ると安倍奥もかなり白いようだ。島田に行ったが大井川上流の山も白く見える。う〜ん、もう一回降ってくれないかなぁ・・・Img_0013_20250319201001

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2025年3月 9日 (日)

今年2度目の雪山

今年はもう雪山には行けないのかと諦めていたが思わぬ寒波がやってきて「それ今日だ!」ということで立山にやってきた。富士山のすぐ隣の山で迫力ある姿を楽しめるのだが、今回は山頂では雲に隠れてしまった。
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アマティは立山は10回以上来ているが昨年はトーサンの体調が悪かったのか連れてきてもらえなかったから今年は大はしゃぎ!
こんなところで立ち上がったら[冬眠から醒めた熊]
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[冬眠を邪魔され怒っている熊]
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すごい迫力で走るからアマティに突進されると怖い。
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自然界の中で走る姿は美しいね!
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明らかに笑いながら遊んでいる
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イタズラを探しながら遊んでいる
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時にはトーサン、カーサンを見守りながら添って歩くアマティ
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老犬アマティ、最後の雪山になるかもしれない。いや老人トーサンにも同じことが言える。アマティもわたしも左足付け根が不自由で、今回も途中で引き返すことも想定された山行だった(カーサン1人体調絶好調)。案の定登り途中でアマティは動けなくなってしまった。休憩後も登れなくなるどころか帰ろうと踵を返した。途中下山することを決めて左足をマッサージしてあげたらそのうち立ち上がり登る態度を見せたので、登高を続行1時間半で山頂。下りはアマティは全く問題がなかったが今度はわたしの左足が痛くなり自分でマッサージしてなんとか降りてきた。
やれやれ、歳はとりたく無いものだ・・・

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2025年2月 2日 (日)

この冬初の雪山遊び

この冬になってまだ雪山遊びができないでいた。13歳になるアマティには今年が最後の雪山遊びかもしれないと思って機会をうかがっていた。「シメタ、寒波が来そうだ」数日前からジックリ見極め「よし、今日だ!...」ということで茶臼山に向かった。
R151を走っている間、雪が全く現れなかったが茶臼山に折れてから急に辺りは真っ白になった。するとアマティは寝ていたのにいきなり飛び起き周りの景色に目を奪われていた。
登山口に着くともう興奮状態。アマティは裸で雪原に飛び込めばいいのだがわたしたちの準備は一応重装備で歩き出す。老犬アマティはまるで少年にでもなったように走り回る。わたしはカメラを構えて追いかけながらシャッターを押し続ける。おかげでかわいい写真、もしかしたら雪山は最後かもしれない写真が沢山撮れた。
雪の中のアマティは雪で白髪が隠れまさに幼犬のよう...
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アマティを座らせていたらいきなり枝の雪がアマティめがけて落ちてきた。それでも忠実に「お座り」をしている姿は美しい。Dsc02008Dsc01975 Dsc01968 Dsc00579_20250203095001 Dsc00598 Dsc00521 Gdsc00497
今日は新雪・深雪・親雪を腹いっぱい味わったね!...
帰りはクルマの中でぐっすり・・・

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2025年1月 5日 (日)

遠回り初詣

浅間神社に初詣に行こう行こうと思いながら三が日を過ぎて5日になってしまった。「よし、今日行くぞ!」と思い立ったら支度は早い。朝9時親子3人で家を出発。コンビニで行動食を買い入れ30分で天徳院、この登山口でアマティはリードを放たれる。
20分程で峠の光明地蔵でお地蔵さまと並んで記念写真。
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きょうも富士山がきれいに出ている
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明日はお天気が崩れると言うから雪が積もるといいけどな!...
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賤機山のピークに賤機山城址がある。ここは14世紀、今川氏と狩野氏の鬩ぎ合いの痕跡であろう。
以前は静岡市内の展望がよかったのだが、周りの木々が伸びすぎてよく見えない。こんなフェミリーハイキングのルートなのだから整備してほしいな。
2枚目はやっと浅間神社の山の上の社[麓山神社}に到着。初詣客が参拝列を作っていましたが、犬連れのわたし達はそのずっと後からお参りを済ませました。
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浅間神社円内に降りたらすごい人だかりでまともにお賽銭を入れられない状態でしたが、参拝者の頭越しに賽銭を投げ1年の無事を祈りました。
下山して11時半。お腹が空いてますがお正月休み最後の日はどこも混雑が予想されるので、コンビニでおにぎりを買っていつもの城北公園のベンチで食べました。昼間のベンチはポカポカでいい気持ちでした。

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2024年12月 1日 (日)

病める富士

冬の富士山は美しく気高い。遠く静岡市から見てもなだらかな曲線と一人たたずむ姿は、多くの山を見歩きしてきたわたしでも息をのむ。
やっと雪をかぶり天候が落ち着き、近くで富士山を見る機会をうかがっていたら「よし、今日だ」とのお告げがあり出かけてきた。
しかしその富士山も近くに行くと痛々しい姿をむき出しにしている。あろうことか、富士山は今まさに崩壊の危機が進行しているやに思える。
写真正面に見える割れ目が[大沢崩れ]、富士山頂剣ヶ峰のすぐ西側から崩壊が始まっている。
雪のラインの少し下の一番広い所にかっては「お中道」のルートが通っていた。わたしも1度渡りたいと思って行ってみたら直前に通行止めになっていた。まだ対岸にはハシゴが残っていたので強行したかったが断念した。その後も崩れの両側からルートを探ったが結局1度も成功せずあきらめた。一度も挑戦できなかったのは始終岩がゴロゴロと砂煙を上げて落ちているのを目耳にしたからである。
大沢崩れまでは静岡県側のようで、静岡県が崩れ防止工事を長年に渡って行っているがここ半世紀、目に見える効果は感じられないが地道に続けていないと富士山はここから大崩壊を起こすことは間違いなかろう。
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次の写真は山梨県に入ってすぐの位置。大沢の崩れは右端だが、正面にも崩れが何カ所もあり、けっして優雅な富士を思わせるものでは無く老朽化した富士山と言っていいだろう。
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少しカメラを引くと大室山が見えてくる。この辺りは若い頃の遊び場所でジーピングをしたりキャンプをしたりMTBサイクリングをしたり、雪の中を駆け回り、一面のお花畑の中を歩き回り、鹿の大群を追いかけたり、キャンプで夜中に肝試しをしたり、子どもたちにとっても思いでの深い所のはずだ。
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ここは国有地だろうか、半世紀以上も殆ど開発されない広大な空き地である。最近はゲートができて車は中に入れないからアマティのお散歩には申し分ない。近くに有料のドッグランがあり日曜日の今日は激混みだったがここはだれ一人会うことは無い。 Dsc08325 Dsc08321

精進湖に降りて一休み。アマティをクルマから降ろしたら一目散に精進湖で泳ごうとするので慌てて制止した。Dsc08345_20241202090601

途中、雪をかぶった白鳳三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を見ることができる。その度に気持ちが若返りワクワクする。特に北岳はお花畑を求めて何度も登ったものだ。
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12月に入ったので太平洋側ではもう雨を心配しなくてもよくなった。体力は落ちたがせめて低山歩きくらいはしたいものだ。

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2024年11月 3日 (日)

紅葉狩りハイキング

今年は異常気象が続き紅葉も遅れていると聞く。
それでも毎年11/3の晴れの特異日なので恒例となっているオクシズ:大谷崩れ(新窪乗越の森林限界まで)を決行。
案の定、この様子では2週間遅れてるぞ!(ちなみに昨年の今日の様子はこちら)2024dsc06449
ルート、特にガレ場の踏み跡は全くないと言っていいほど流され標識もケルンもペイントも赤リボンも殆ど流されていた。Img_8372 Img_8373
この辺り、例年なら見事な紅葉を楽しみながらの休憩だが・・・
しかし、美しい景色はなくとも(ガスが出ている)久しぶりの登山は実に気持ちいい。
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ワンコたちもいつになくはしゃいで大喜びだ。
老体のアマティだが、久々に見せるこんな表情。
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はしゃぎすぎてフレームからはみ出す子・・・
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2024年10月22日 (火)

左大腿四頭筋が弱い

わたしがお世話になっているフィットネスジム[Step up]では時々理学療法士の先生が来てくれてアドバイスを下さる。
先日、わたしの体を診察してくれた見立ては驚くべきコトに次のことだった。
①左足の筋肉がついていない
②左の大腿四頭筋が特に弱い
③左のお尻の筋肉が弱い
④左腰の筋肉が硬い
う〜む、確かにわたしの体は左側に弱点があり、いつも左側が故障しているのだ。たとえば❶左足親指の痛み ❷左膝関節の痛み ❸左股関節の痛み ❹左腰の痛み ❺左手親指の痛み ❻左肩の痛み ❼左首の痛み と左側に集中している。
だから無意識に左の弱点を右足でかばっていた。たとえば階段の上りを右足で段差を超えるように歩いていた。
理学療法士にすっかり見透かされてしまった。
さて、これはマイッタ、わたしが最近バランスを崩すのはこれらが原因だったのだ、これはマズイ!...

で、ジムでレッグプレスを頑張ったりしているのだがまてよ、「普段の生活の中でもトレーニングできるのではないか?」ということで[段差は左足で超える]をモットーに歩くことにした。
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これはかなり効果がありそうな気がする。歩きながら感じることは「今まではこれを右足でやっていたんだなぁ」と反省する。
そのうち平地を歩くときも左足にしっかり体重と時間をかけて歩く。たとえば赤ちゃん歩き[オイッチ ニイ]を利用しオイッチ(左足)ニイ(右足)4:2で歩くことで左足を鍛えることが出来るのでは無かろうかと思って意識して頑張っている。次回の理学療法士のレッスンが楽しみだ。

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