2022.10.23の台風15号で安倍奥方面もかなりの被害が出て、梅ヶ島温泉から安倍峠方面に向かう林道は閉鎖されいまだに開通の目処は立っていないという。
いま、この林道沿いはアカヤシオの美しい時季でありクルマで行けば何の苦労もないのだがこうなった以上は歩いてでも見に行かないわけには行かなかった。国土地理院の地図を借用する。
グリーンのラインが入っているのがこの林道で、グリーンの入り口と出口を結ぶ破線が登山道である。
昨年5月2日はこの破線の登山道を登って再び林道と合流するまで1時間45分を要したのみではなく座骨神経痛で左の股関節が痛くなり下山時に大変苦労した(昨年は要支援2だった)。それに懲りて今年は林道を歩くことにしたのだがなんと2時間半かかってしまった(帰りは同じコースを1時間半)。(現在は要支援1)こんな長時間林道といえども歩き疲れるとさらに30分はかかると思われる目的地はどうでもよくなってしまった。まぁ2つ目の目的はリハビリにあるのだから・・・
まずは通行止めゲートの所の表示。なんと2026,8,26まで通行止めが続くという気が遠くなる話。
2枚目は20年以上も前の崩落現場の補修現場です。この道路は確かに崩落も落石も多くよく工事をしていました。しかし、静岡市が政令指定都市になる20年ほど前までは対応が早かったが政令指定都市になったとたん対応が遅くなった。だいたい4年もかからないでしょう!... と思うのだが・・・
次の写真は静岡市のHP防災・安全のページに載っている写真の場所だと思うのだが道路に盛り土をして埋め立て、位置を高くして頑丈な土留が築ずかれている。わたしが歩いた限り工事の気配があるのはここと少し上側の2カ所のみだった(今日は日曜日で作業はお休みなのだろう)。
林道には所々落石があるが、最低地上高20cm以上のクルマなら避けながら通れないことはない。
この倒木は2〜3人いないとどかすことはできないかな
通行に問題があると言えば以上2カ所だけであとは大きな落石を避ければ通行できるのに市には全くそんな気配はない。本来[自己責任]であるはずの林道走行だが「過剰責任論」をふっかけられているのだろう。
自己責任で林道に入ったとはいえ家山の林道を歩いていて目の前で崩落が起きた経験から、犬はともかくとして妻とわたしは距離を置いて(自然にそうなるが)万一一方が落石崩落で埋まった場合どちらかが土や岩を撥ね除けねばならないとの覚悟を持って歩いた。
その点犬の注意力・危険予知力は驚くべきモノがある。家山の崩落の時は真っ先に気づきわたしたちに待避を告げた後大きな岩が5m先にゴロゴロと落ちてきた。