確か今日、勲章の伝達があり皇居で拝謁が行われたはずである。
わたしは高校生の頃、ある高名な画伯のアトリエに出入りを許され永福町の自宅や真鶴の別荘に伺うことができた。どんな会話をしたかは覚えていないが一つだけ心に残ってることがある。確か文化勲章だったと想うが受領にあたり「わしは羽織袴など持っていないから出ん」とおっしゃっていたのが「へ〜、かっこいい!...」と驚いた記憶がある。
いざ、わたしはこのたび[瑞宝中綬章]を頂くにあたりなぜか65年ほど前の画伯の言葉を思い出し「ノコノコそんな所に行かないで自分の仕事をしなさい」という意味に捉え「燕尾服は先日断捨離したので出れません」と応えてしまった。それが確か今日のはずである。欠席者には後日郵送してくれるらしい・・・
11月3日に新聞・ラジオ等で発表になったらしく、大学当時の先輩教授から祝いの電話を貰ったり、大学時代の同僚から「祝う会を開催したい」旨の祝辞を頂いたり、卒業生が駆けつけてくれたり、メールや手紙、電報などありがたい気持ちを一杯頂いた。
先日はイヌの保護者の会がレストランで祝ってくれたり、今日は通ってるフィットネスの社長以下スタッフの皆さんや気功・太極拳教室の先生や受講生からも祝われくす玉を割らせていただいた。
こっそり静かに頂くはずの綬章も大げさになってしまいこそばゆいが、皆さんの温かいお心遣いには感謝に堪えない。
わたしの部屋でひときわ目を引くのがこの巨大なポインセチア。
これには大変おどろいた。わたしが静大に行った最初の弟子達である。顔では無いからいいのかもしれないが念のため名字は伏せさせて貰った。
この花束は、28年も前から二世代・三世代と続くワンコの保護者会に無理矢理引っ張り出された祝賀会という名をかたった食事会で頂いた。ちょっと神妙な顔をしているが怒っているわけでは無く照れている。
花々に囲まれてご満悦の図
こんなにいろいろ頂いてしまったが、「ボクは貰えそうも無い」と悟ったアマティはションボリしている。
この中でひときわ目を見張るのがゴディバのボックス
「これは貴重品だよ!」というとアマティは急に番犬になってくれた
いや、これ、箱もすごいけどGODIVAのチョコが95粒も入ってる
こんなの初めて見た!思わず写真をバチバチ撮ってしまう
これは通っているフィットネスジム「Step up」のスタッフが作ってくれた記念品。
まだ勲章を手にしていないのでよくわからないが、勲章の種類が違っているかもしれないので一旦削除させて貰ってある。
他にくす玉まで作ってくれて皆の前で割らして貰った。
ここには愛車ジムニーや勲章を付けた愛犬アマティ、そしてチェロにはなぜか腰痛ベルト。いつもわたしが腰をかばっているのでチェロのウエストにベルトを当ててくれたのだろう。
次の写真はお弟子さんからの贈り物だが全てお頭付きの鯛づくし
すごくおいしい鯛だった!
そんなわけでこっそり受領する予定が大げさになってしまい皆に迷惑を掛けてしまったが、とても嬉しかった。こんなに皆に大事にされて本望である、本懐を遂げた。もう勲章など貰わなくてもいい・・・