今回のハイエース旅行は3回目、クルマでの旅行は6回目なので、かなり慣れてきたと言える。当初は車中泊が主で、横にテントを張って荷物を運び込んで車中泊のスペースを確保する方法を取っていたが、最近は大型のテントと大型のスクリーンテントでゆったりゆっくり滞在する旅行に変わってきた。
とはいえ、わたしたちの旅行は初めから一貫して高山植物を訪ねての花旅がメインで、そのために登山基地が必要となり、犬連れなのでその準備を伴い、さらに最も重要なのはお天気を見ながらの行動なので予定が立たないことなのだ。
今年は昨年同様4カ所のキャンプ地を巡ることとした。大ざっぱには4カ所にそれぞれ1週間ずつ滞在する予定を立てた。なぜ4週間かというと、高速道路の休日割引(30%)を利用するには3週間か4週間しかない。さらにフェリーの予約はPCのみ20%割引なので、自宅から予約を取らざるを得ず往路は7/1八戸22時、復路は7/28苫小牧23:59を予約する。(もちろん予約しておけば日時の変更可)
しかし、もう1つ問題があって、8、9の連休・15、16,17の連休・22、23の連休をいかに穏やかに過ごすかという問題が残る。さらにはお天気の問題もある。
登りたい山はたくさんあるのだが、犬連れでなのであまりハードな山には行けないし、土日等の休日は登山者も多いのでたとえお天気がよくても山行はできない。
結果的には富良野の「星に手がとどくキャンプ場」に5泊。北大雪の白滝オートキャンプ場には14泊、虹別オートキャンプ場4泊、中札内川キャンプ場に4泊、船中泊2,車中泊2(内1泊は行きの前沢SA、もう1泊は大雨のためテントから避難)になった。
この時期はお天気が崩れやすく、また北海道といえども酷暑が予想されていたが、案の定とんでもない高温の日が続いたようだが、幸いわたしたちはずっと山の中深く涼しい所に滞在していたため、その暑さをほとんど知らない。
滞在場所はコンビニやマートや温泉やコインランドリーに行くのに30分とか60分もかかるような場所なので、時々買い出し等に出かけると猛烈な暑さを体験することになる。
体調の管理も難しかった。わたしのようにいくつもの薬をかかえ、腰痛と肩こり等を持つ身には発病は許されないが、昼間はTシャツ一枚で過ごせても夕方からは急激に気温が下がり、暖パンとフリースがメインとなる生活はなかなかきびしい。
なお、4週間目に入った頃から疲れを感じるようになったことも見逃せない事実だ。
さて、愛犬アマティはというとフェリーに乗っている間はクルマに残留なので心細い時間を送っただろうが、あとは24時間一時も離れずいつもいっしょの状態。
涼しさが快適の様子で、日が出ていると日なたぼっこを楽しんでいる。
ただし、どこを歩いても道端では他の犬のオシッコの匂いがしないので、マーキングをしない分シッコもウンチも極端に少なくなる。(静岡では日に3回ウンチをするが北海道では朝の1回のみ)
もう一つ山ダニの問題があるが、これは別にレポートすることとする。
そんなわけでまるまる4週間、大満足の旅行ができた。
一昨年の走行距離4150km、昨年の走行距離は4430kmだったが今年は5000km。八戸から静岡までの850kmは、3年連続一気に走りきった。さすがに静岡は暑い! しばらくリハビリが必要だ。