音楽/チェロ

2018年8月26日 (日)

第44回 木曽音楽祭

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木曽と言えばわたしがまっ先に思いだしたのは「木曽スズキ」というヴァイオリンメーカーの会社だが、おそらくそんなことからこの町に音楽が根付き、木曽音楽祭が44回目を迎えるようになったと想像する。
わたしはそんなこととはつゆ知らず、暑い夏の最後の週にこのキャンプ場を訪れ、夏の終わりの花を楽しんだり御嶽山に登ったり、またこの時期開催される「手造り市」を楽しんだりしていたが、音楽祭があることを知った。
プログラムを手にして驚いたことは、一流の演奏家がアンサンブルを組んで3日間演奏しているではないか。
しかも、5重奏、6重奏、7重奏、8重奏曲など、ふだん演奏する機会もないから聞いたことも無い曲名ばかり。その上、シュポア、ニーノロータ、ブリッジ、ラインベルガー、ドボナーニ、スタンフォード等々(この面では不勉強だが)わたしの知らない作曲家ばかり。
さらに進んで管楽器を聞く機会がないわたしである。
そんなコンサートを聴いてその素晴らしさに驚いてしまい、毎年キャンプしながらコンサートに通うようになった。(今回は台風の影響で出発が遅れ最終日のみ)

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会場はキャンプ場の隣と言ってもいい距離感だが、実際に歩くと10分ほどかかる。
外観も内観も大変立派なホールであるし、音響もいい。また、ボランティアが地場産品の市がでるのもいい。

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最終日のコンサートは15時開演。暑い真っ最中である。アマティをコンサートに連れてはいけないからどうしよう?…
①駐車場に残留させエンジン・エアコンをかけたまま待たせる(2時間以上だからちょっと不安) ②木陰を探して網戸と電池式扇風機で残留(残念ながら木陰がない) ③キャンプ場は木陰なのでドアを全て開放にしたまま残留
結局③を選んで歩いてコンサートを聞きに行き、17時半頃キャンプ場に戻りアマティに気付かれないようにそーっと近づいたら、この体勢でハァハァしながらまだかまだかと不安そうに待つ分離不安のアマティにに見つかってしまった。

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2018年7月 8日 (日)

田舎があるってイイネ!...

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静岡も充分田舎なんですが住宅地に住み着いているものだからこのような田舎暮らしに憧れて、森の作業小屋の管理人を勝手に買って出ております。
アマティは村の何処を歩いても犬のシッコの匂いがしないのが不満そうですが、こういう楽しみがあります。

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2018年6月21日 (木)

軽めのチェロ弓

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4本のチェロ弓を試奏する機会を得た。1本がモダンで3本がオールドだった。(楽器の場合100年以上をオールドと呼ぶようだが弓の場合は50年経てばオールドと言っているようだ)
今回選んだのはオールドの軽い弓だった。

チェロ弓の平均的な重さは80g
わたしの本番用のA.Vigneronは82g。
練習用のAndre VIGNERONは85g。
上写真のKurt Dollingは75gと軽い。
一般的には軽い弓は扱いは楽なのだがヘニャヘニャでなかなか使い物になるものは少ないが、幸いにしてこのDollingは腰がしっかりし、弓の先まで指令が伝わりやすく、気に入った弓だった。

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2018年4月 8日 (日)

「からたちの花」が散った

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まもなくからたちの花が咲く時期だが、わたしの大事な大事な心の糧となるからたちの花が散ってしまった。
わたしの今あるのは小学校5・6年に受け持たれた新井安先生の影響がすごく大きい。先生は軟弱でシャイなわたしに自信を持たせてくれた大恩人である。

新井先生はわたしたちの卒業間近に教室で山田耕筰の「からたちの花」を歌って聞かせてくれたことがある。その素晴らしさがずっと今まで心に響いていたが(その後クラス会等で何度か歌って貰った)、先日100才にして2度と聴くことができなくなってしまったことを知った。
葬儀の前日、わたしは夜中に起き出して楽譜棚をゴソゴソしだし、ついに「からたちの花」の楽譜を見つけた。
当日、わたしは楽器を担いで会場に駆けつけ、ご親族に「入場でも退場でもいいから何処かでチェロを弾かせてくれ」と押し売りし(こんなことはいまだかって初めての試み)、司会の方が「弔辞の中でやりましょう」と言うことになり、最後の6番目で弾くこととなる。
すると、弔辞の何人かが「新井先生のからたちの花」のお話が披露され、「そうなんだ、皆がこの歌に感動されていたんだ」というお話のあとわたしがいきなりこの曲を弾き出したから、急に後からざわめきや嗚咽が聞こえだしオドロキながらも弾き切った。
そんな訳で参会者に喜ばれ、精進落としではアンコールを弾かされたいへんだった。
参会者の中の某校長先生(お名前を存じ上げないが[満]とあった) が即興で創ってくれた句がこれである。
              師を偲ぶ
               チェロの演奏
                  春惜しむ    
 

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2018年2月 2日 (金)

A.Vigneron(チェロ弓)

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2本のヴィネロン(ヴィニョロン)は上が AndreVIGNERON(1881-1924)で、下がJeseph Aether VIGNERON(1851-1905) です。この2人は親子の関係にあります。
どちらも大変いい弓なのですが(特にお父さんの弓はすばらしいのですが)、サインである刻印がすり切れて消えかかっているので今のうちに記録に残したいと思います。

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上は1973年に購入した息子Andre の作で刻印は[ANDRE VIGNERON A PARIS]となんとか読み取ることができます。(購入当時ははっきりしていました)

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こちらは1963年に購入した父親Jeseph Arthurの作品で残念ながら刻印はほとんど消えていますが、微かに残っています。購入当時は[A.Vigneron]と読めましたが、今は[A Vigne ]までがやっとです。

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2017年12月31日 (日)

故障続きの2017 弾き納め

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いま、今年の弾き納めを気持ちよく終えました。
それにしても今年は故障続きで60年間で最もチェロを弾かない年でした。
若い頃の無理がたたったのか、あるいはそういう体質なのか、もしかしたら不摂生のなせる仕業か、たんなる加齢か……
病名は頸椎すべり症とか脊柱管狭窄症とか形成異常とか骨の先にトゲができたとか……整形外科系の病気に悩まされました。
それも全て身体の左側に現れ、左腕の付け根、左手の親指、左手の人差し指、左足の親指などに痺れや痛みが走ります。
幸いなことにチェロを弾いているときに症状が出ることはないのですが、清々しない1年でした。

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そんなとき、この滑り止め付き指出し手袋はずいぶん助かりました。わたしの症状は冷やさないのが1番なので、夏でもこれを使っていました。
指先がでているのでチェロを弾くこともできるし(ウォーミングアップが終わったら取るけど)、滑り止めが付いているからクルマの運転も全く問題ないし、犬の散歩も犬のウンチ取りも全く問題ない大変便利な必需品です。
あっ、スマホも打てるし滑り止めが付いているから落としたこともないよ。

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2017年12月26日 (火)

貴婦人アールグレイ

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「貴婦人アールグレイ」というケーキを頂いた。紅茶のケーキだと言うことはすぐに察しが付いたが、このパッケージに見入ってしまった。箱の1部に右側に拡大したようなバイオリンと弓の絵があって何やら訳がわからない数字が書き込んである。資料を探し続けているのだが、今のところなんなのかサッパリ判らない。

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紅茶のバウンドケーキ、1切れ口に入れて驚きましたねぇ!

おいしい! かおりがいい! とまらない!
もうヴァイオリンと弓の図などどうでもよくなりました。これは超おいしいケーキです!

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2017年8月 8日 (火)

長期休暇のツケ

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1ヶ月間、弦を緩めて放置されたチェロ。
帰った翌日、調弦を戻して基本練習から始めました。
右手のボーイングの練習はかなり後退しているのがわかります。でも、久しぶりに弾くと力が入るのがとても良く判るので、年に1階はこんな機会もいいのかなと思います。
しかし、左手は違いました。指の先も親指も弦を押さえるべき所が硬くなっていたのに全て萎えてしまい、痛くてしっかり押さえることができません。
う〜ん、これは困った!当分スケールもハイポジションではお休みです。
そうこうしているうちにすでに10日も経ったらチェロはすっかり機嫌を取り戻しきれいな声で歌い出しましたが、わたしの身体はまだまだリハビリが必要です。

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2017年6月27日 (火)

親子対面

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この弓は上が[Andre Vigneron]の刻印があり、下の弓は[A.Vigneron]の刻印が付いていた。(今は刻印がすり切れて解読不能)
[Andre Vigneron]は1973年に購入したもので、[A.Vigneron]は1963年に購入した。
この2人の Vigneron氏は同一人物ではなく、Andre(1881-1924)はJoseph Arthur Vigneron(1851-1905)が30才の時に生まれた息子で、親子で弓作りの職人(時には共同作業)だった。
この2本の弓を引き比べると、下のA.Vigneronの方が明らかに優れていることからもA.Vigneronはお父さんのJoseph Arthur Vigneronに間違いあるまい。
とにもかくにもこの2人の名弓が久しぶりに出会った。親子の対面である。
おそらくこんなことは彼らも想定していなかっただろうから、あの世で喜んでいることだろう。

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セロ弾きのゴーシュ

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ステキな譜面台を預かっているので写真を撮っていたらなぜかアマティが「ボクも撮って」と譜面台の前にチャッカリ座った。
この譜面台は元わたしのお弟子さんが特注して作って貰ったもので、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」がモチーフとなっている。
三毛猫、カッコウ(ちょっとフクロウみたいだけど)、小タヌキ、ネズミの親子がいます。

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【追加】ご指摘があり訂正します。 フクロウみたいなカッコーはミミズクとして登場していました。それから右上の飛んでいる鳥がカッコーのようです。 もう一度「セロ弾きのゴーシュ」を読み直してみたら兎が描かれていないかな?…

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