山野に咲く“花”

2024年9月 8日 (日)

猫じゃらし 見つけた!!

朝のお散歩で見つけた猫じゃらし(エノコログサ)
最近近所に空き地が多いのでいろんな雑草が被い繁っています。ほとんどが外来種で勢いが強くわたしの背丈を超えるモノも少なくありません。そんな中にひっそり咲く猫じゃらし。一気にこどもの頃の猫じゃらし遊びに思いは馳せます。Img_7570
さっそく手のひらに取り親指と人差し指でモジモジモジとやると穂が握り手の中からニョキニョキと出てくるこの動きが面白くて、こどもの頃はこの草を見つけるとサッと穂を引き抜きモジモジと遊ぶのが常でした。もうすっかりこどもの頃に帰っています。
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驚いたことに実はこの遊びは手のひらに[快感]をもたらすモノだといま確信しました。手のひらは揉み手・擦り手でも気持ちいいですよね。なのに手の中でモゾモゾ動くまさかの生物。まさにいくつになってもオドロキです。
さらに猫じゃらしはラブラドールのシッポの感触にもそっくりなのがさらに楽しい。

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2024年7月31日 (水)

2000m山頂の楽園

山伏岳山頂のヤナギラン。十数年前すっかり消えてしまったヤナギランがみごとに復活しました。
当時は気候変動だとか鹿害だとか言われていましたが、ネットを設置することでこんなに蘇ったことを思うとやはり鹿害が原因でしたね。今日もこのネットのすぐ側でアマティが鹿を見つけてすごい勢いで追いかけ回しました。しかし、逃げられてしまいすごすごと引き返してきましたよ。
しかし、鹿害はいまや日本中各地で起きています。一番いいのは昔に戻ってオオカミを放すことですよね・・・しかしねぇ・・・
山伏岳はネットで囲むことでヤナギランをみごとに復活させました。やはり山伏に登ったらヤナギランが無いとねぇ...Dsc07324 Dsc07327 Img_6924 Dsc07342 Img_6922 Dsc07378
きれいな色ですよね、優しく温かで大好き・・・

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2024年7月13日 (土)

有東木のヤマユリ

梅ヶ島からの帰り、急に有東木の朴葉まんじゅうが食いたくなり寄り道することになった。するとヤマユリがわたしたちを歓迎してくれた。
最近ではこんな大輪はめったに見られない。ラッキー!...
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有東木と言えば[ほうばまんじゅう]
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ビロードモウズイカの花

オクシズ西日陰沢になぜか大量発生しているビロードモウズイカを3/31に発見、6/29に花を見ようと再度訪れたが開花までには1〜1.5週間先だと踏んだがその間お天気に恵まれず2週間後の今日訪れたらどれも全部花が終わっていた。
花と言えば時期的に一斉に咲くのだが、中には誰かさんのようにあわてん坊もおりまたぐずっ子もおりよく探せばそんな子たちに巡り会うものだが、ここではなぜかテッペンの1・2輪を残す形で皆終わっていた。
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2024年6月29日 (土)

ビロードモウズイカ、お前もか!!!

今年の3月31日、キバナネコノメソウを見に梅ヶ島の西日陰沢(858m)に入った際、不思議な植物を見つけた。山伏岳登山ルート西日陰沢の駐車場付近である。
昨年の葉が密集している中から新しい葉がニョキニョキと出てくるさまは初めて見るものであり不気味でもあった。
新芽はビッシリと羽毛に被われており生まれながらにダウンジャケットを羽織っているようなヤツである。この葉を触ってみてその感触に驚いた。なんとも言えない愛着を感じる不思議な不思議な手触り。だがその時はなんでこんなに愛おしい感触なのかわからなかった。いやそれどころか「お前はいったいだれ?」という気持ちが先に立ってしまったのだろう。
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家に帰ってこいつが何者なのか検索してみたらどうやら帰化植物の[ビロードモウズイカ]らしいとの確証を得た。「それにしてもなんでここに?」この沢の上流には民家はない。ここはいろいろな野生動物の死体や骨が流れてくる所で、アマティにとっては野生に戻れる最後の楽園なのだ!...そんな所なのにこんな所まで侵入してきたのか、いまにタカサゴユリのように日本中どこにでも花を咲かせようと言うのか?
「今度行ったときに全部切り倒してこよう」と思ったもののわたしの指に残るあの葉の感触はどうしても憎めぬものがあった。
そして今日、恐らく今頃は花を咲かせてるのではなかろうか?と思って出かけてきた。

アマティは現地に着くなり「早く降ろして」とせがむのを「マテマテ」と頭をさすりながら自分の手の感触に衝撃を得た。アマティの垂れ耳に密集する毛はまさにビロードの感触である。「これだ〜!」3ヶ月間モヤモヤしていたわたしの迷いが一気に解けた瞬間だった。
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ビロードモウズイカは背丈が伸び花芽を付けていました。
今朝まで降っていた雨は繊毛に水滴をたくさん作っています。
驚いたのは葉の裏側の葉脈(主脈のみ)にミゴトに水滴が並んでいることです。
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次の個体は同じものですが開花は近いですよね、1週間かなぁ?
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花芽が伸びる前の様子です。繊毛の感触、葉の肉厚からラブラドールの垂れ耳の感触に酷似しているとわかった今、いくらにっくき帰化植物だからと言って全て刈り取ることは出来そうに無い。しかし、いま行動を起こさないとタネは瞬く間に安倍川を流れ大浜の河口までビロードモウズイカがはびこるかもしれない。う〜む!...
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後で気付いたのだが肉厚の葉でも暖かいと感いたことはないが、3月にこの葉を摘まんだとき暖かく感じたのは羽毛に包まれていたからではなかろうか?それがわたしには異様に感じさせtのかもしれない。

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2024年4月28日 (日)

萌黄色

この時季山では新芽が出そろい萌黄色に染まります。
この季節がこの色が大好き!!! 腹いっぱい堪能いたしました
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わたしのJimnyのカラーはkinetic Yellow
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アカヤシオはどうした?

「ゴールデンウィークは安倍奥のアカヤシオがみごとだ」と頭にインプットしてある。昨年は5/2に登ったらみごとな群落だったがやや峠を越していたので今年は5日早く4/28に設定した。しかし、今年はツツジの開花が桜が終わると同時と異常に早かったり花があまりきれいでないから裏年かな?と思ったりして悩んだ末の設定。
しかしどうだ、稜線一面に優しいピンクの花を付けるはずのアカヤシオはどこにも見当たらない。遠くにやっと見つけたのが次の3本のみ。これだけだと遅すぎたのか早すぎたのか裏作なのかの判断が付かない。ちょっと悔しいが林道歩きで疲れ果てたわが身はこれ以上の登行を許さなかった。
独特のピンク色に癒される。
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殆ど花のない林道でやっと見つけたイワカガミ。岩場にしっかり根を下ろして咲いている。Dsc06514_20240429160901
写真を撮るにも左手で木の根につかまり右手だけで操作する
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この可愛らしい花が地べたにベタッと張り付いていた。恐らく初めて見る花だと思う。写真をGoogleで検索したら[ミヤマハコベ]とでた。Dsc06528

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2024年4月22日 (月)

白バラとジャスミンと

娘が「庭に咲いたよ」と言って一杯花を付けたジャスミンの枝と小さな白バラの弦を持ってきてくれた。部屋が瞬く間に輝いたようだった!...
「こういうお土産はうれしいね」と思いながら美しさと香りに浸っていた。
しかし、チェロを弾く段になって部屋を閉めBachを弾くために深い呼吸をしたとたんいきなり香りにむせる。一旦そうなると香りが気になりドアや窓を解放して弾くしかなかった。
1時間も弾いて楽器を片付けると再び白バラとジャスミンが存在感を増す。明日からどうしよう・・・Img_5898

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2024年4月18日 (木)

端午の節句(菖蒲の節句)近し

桜が終わったかと思うと藤の花が満開になる。
季節はわたしたちと違って迷わず進みますね(もっとも今年のソメイヨシノはかなり迷ったようですがこれは例外)。
もうじき端午の節句だなぁと思ってたら菖蒲が咲き出す。わたしの家の近くにショウブ池があり数日前から咲き出しました。かなり広い池ですが一面紫色の花を付けます。月末には花を切り取る作業がみれるので、花屋さん卸しているのかもしれません。
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2024年4月14日 (日)

思親山

きょうは富士山の麓にミツマタの花を見に行く予定だったが、朝いつものように起きていつものようにアマティのお散歩に出ていつもの時間に朝ご飯を食べて「さて、今日は!」って思ったときに急に思いついたのが思親山の富士桜だった。
「そうだ、今だな!... カタクリも咲いているし」
最近の山行は昨日の牛ヶ峰もそうだがだいたいこのようないきさつで一日の行動が決まる。
そうとなれば急いでご飯を食べてサッと支度してコンビニでおにぎりを買い内船から細い林道を登って佐野峠Pにクルマを置き歩き出す。長い階段が何本も続く辛い登山道で座骨神経痛のある身障者には大変キツイ。ときおり微笑みかけるカタクリの花がなんとも言えぬ癒やしになる。
この[思親山](レは漢文レ点のつもり)の山名の名付け親は日蓮聖人とも言われるが、わたしもそのネーミングからどうしても父母のことを思い出しながら痛い左足を引き摺って頑張ってしまう。その甲斐あって70分で山頂に着いたが身体にはなんの問題もない妻とアマティは50分足らずで着いたようだ。
山頂には真っ盛りの富士桜が賑わい向こうに富士山が顔を出すまさに狙い通りの景色を見せてくれた。
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アマティも富士桜と富士山の前で
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山頂の展望広場には誰もいなかったのでアマティも精々走り回る。後には富士桜が賑わっている。
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来たときは11時20分から登り出したのだが、カタクリの花はチラホラ程度にしか見られなかったが、下山の13時頃にはアチコチからカタクリが咲き出していた。カタクリがこんなにネボスケだとは思わなかった。もしかしたら父母のことを色々思い出しているウチにカタクリに気付かなかったのか?イヤイヤそんなことはあるまい、あの子たちがネボスケなのだ!!!
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寄り添って咲くカタクリは父母なのか親子なのか夫婦なのか兄弟なのか恋人なのか、いろいろ考えを巡らせているウチに目的地に着く。
幸いわたしの左足は登りはともかく鬼門の降りでもなんとか大きな弊害もなく辿り着くことができた。
2日連続で山に入り曲がりなりにも自力で行動でき下山できたことはかなり自信を持ってもいいかもしれないと思った。
日頃フィットネスで頑張った甲斐があったのだろうか、いや初めて2ヶ月半ではまだまだだな!...

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