山ダニにやられた!
この春第1号、山ダニ(マダニ)にやられた。夕食後、なぜか首元に違和感を感じたので触ってみたらおやおや「これは山ダニだぞ!」と直感した。スマホ自撮りで見てみたらあれあれ、確かに山ダニだ。山ダニには慣れているとはいうもののやはり気分悪い。なぜならほんの2mmほどのダニがわたしの血をしっかり吸ってこんなに丸々と大きくなっているからだ。
アマティは昨夏以降体調が悪くてヤマダに駆除の薬は飲ませていなかったが、一度も喰いつかれてはいなかったからわたしとしても目にするのはたいへん珍しい。そう言えば数週間前に妻が「脇腹に刺された」という話は聞いていたから、我が家では犬よりも人の方が山ダニの被害に遭いやすいようだ。
2枚目の写真はiPhone 16で接写したもの。これだけ接写できるのは素晴らしい。前部に穴が空いていてそこから頭部が微かに見えると思う。この部分をわたしの肉の中に埋め込み逆立ちをしたような格好で喰い付いている。痛くも痒くもないのだが大きくなると服と擦れて違和感を感じる。
さて、いったいわたしはどこで喰いつかれたのか? 考えられるのは先週土曜日(3/29)ダイラボウにショウジョウバカマを撮りに行った時か、1週間前(3/26)山梨県の山に行った時のどちらかだが確証はない。
山ダニ自体はどこにでもいるしそんなに怖いものではないのだが、最近はダニが媒介する感染症(重症熱性血小板減少症候群、日本紅斑熱、つつがむし病など)の危険性が叫ばれている。もしわたしが数日中に高熱が出るようなことがあったら感染症にかかっていると考えなければならない。
かって挨拶文に「つつがなくお過ごしください」とか、唱歌「ふるさと」(作詞:高野辰之)の2番「いかにおわす ちちはは、つつがなしや ともがき」の[恙なし]は山ダニやツツガムシを媒体とする感染症のような原因不明の病に侵されることをいうようなので、昔から結構出回っていた病かもしれない。