竜爪山の穂積神社
どうしても穂積神社の前身を知りたくて探しているのだがまったく見つからない。出てきたのは昭和64年にいまの鉄筋コンクリートの新穂積神社ができたと言うことだけである。
だからもちろん戦後のことであり、この神社がタマ避けの神様、徴兵逃れの神様、反戦の神様として全国に名を馳せ、多くの参拝者が押し寄せた旨の記述は微かに残るが、それはこの新社殿ができる以前の話である。
以前、わたしの記憶ではこの神社を建て替えるときどこだかの女性社長の寄付金でできたこと、鉄筋コンクリート造りに賛否があったこと、元の位置から今の位置に移転したことへの事由等など声高に語られていたにもかかわらず、30数年しか経っていないのにそれらの記録をまったく見つけることができない不思議。
わたしは中学校や高校の遠足で竜爪山に登っているから、当然前の神社は見ているはず。そう思って暑いさなかPCを見ていたらこんな写真が見つかった。みるからに懐かしいあの当時の穂積神社の気がする。ただ出展も撮影者も書かれていないのでこれが本当に穂積神社かどうかはやや疑問を残す。さらに現在残っている旧穂積神社の石段はこんなに高くなく広さも幾分狭い気もする。
しかし、霊山としてふさわしい尊厳を持った見事で懐かしい穂積神社である。
この林道がいつできたのかは確認取れていませんが、この道ができたからここに鉄筋の神社ができたのでしょう。
もし、当時わたしにも投票権があるのなら、木造建築で移転無しに1票。