地エビネ満開
自信はなかった。たぶん、まだ早いだろう――でも、もしかしたら咲いているかもしれない。
今年の1月4日、エビネの群落(もちろん葉だけ)を見つけたのだが、それがいつ咲くのか見当がつかなかった。
まあいい。まだ咲いていないかもしれないけれど、今日行ってみれば、だいたいの開花時期はわかるだろう。そんな軽い気持ちで出かけた。
途中の車中で見た光景
いま、里や公園などでも藤の花が楽しめる季節だが、この山で見た藤は格別だった。
「なんだこれは!?」と思わず声が出るほど――おそらく一本の藤の木なのだろうが、こんな見事な藤は見たことがない。
登山道を進んでいくと、「あれ、何かいる……おや? 日本カモシカらしいぞ」と気づいた。
カメラを向けながらそっと近づいていくと、最短距離――およそ5メートルまで近づいても逃げる気配がない。
まるで人をバカにしているようだ。というより、人間をまったく怖がっていない!
ようやくアマティが気づき、追いかけようとしたところで、逃げていった。
だいたい、日本カモシカといえば高い山の崖の上から人間を見下ろしていたような動物である。
それがいまや、こんな所まで降りてきて、人も犬も恐れずにふらふらしているとは……。
ここは静岡市民の「いこいの森」だぞ!
これでは、熊が村の中に降りてきても何ら不思議ではない。
きょうは帰りの林道で鹿が飛び出してきて急ブレーキをかけた。この山は毎回鹿やカモシカと会えるから野生動物交流公園のようだ!
山頂の一本桜はさすがに終わっていたが、素晴らしいお天気のもと、おむすびを食べ、わらび摘みを楽しんだ。
そのあと、例のエビネの葉を見つけた場所へ行くと――「おぉ、咲いている、咲いている!」カンは外れて見事な見頃のエビネに会えた。
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