アマティの災難
親の不注意で子どもがとんだ災難に遭うことがあります。アマティはそんな犠牲者で開腹手術を受けることになってしまいました。
木曜日の18:45頃、焼き肉のタレが入った小型容器を手に持っていたらアマティが[ボクのおやつ]だと思って飛び上がって口に咥えたのです。「イケナイ!」と叫んだ瞬間飲み込んでしまいました。吐かせて貰おうと大急ぎで病院に連れて行ったら定休日で電話もつながりません。やむなく先代がかかっていた病院で処置して貰いましたが出てきませんでした。
翌金曜日、朝1番でかかりつけ医に駆けつけ再度嘔吐に挑戦したものの効果無し。エコーでは異物は見えるのでレントゲン撮影、内視鏡で取り出し、それでダメなら開腹手術、という段取りでアマティを入院させて家に帰ることになりました。
アマティはふだんと変わらず元気なのですが(2食抜きにしている)、先生との話を聞いていて何か重大なことが身の上に起きていることを察しているようでした。いつもなら先生大好き看護師さん大好きのアマティが奥の処置室に行こうとしません。ジッとわたしの顔を見て「トーサンと帰りたい」とダダをこねて動こうとしません。この目には心を痛めましたがやむなく見て見ぬ振りして病院を後にしました。
昼過ぎ「内視鏡で取り出そうと努力したが出せなかったので開腹手術で取り出しました。夕方になれば面会出来ます」との電話あり。夕方が待ち遠しすぎ。
アマティはエリザベスカラーをしてノタノタとケージから出てきました。やれやれ、無事のようだった。なんせヒト換算96歳で全身麻酔で手術は普通ならしない。あと1〜2年の寿命ならそのまま胃の中に入れておいてもよかったかもしれない。散々悩んだ末の決断でした。
レントゲン写真の説明を受け写真を撮らせて頂きました。
あぁこれだ!入ってますね〜
次の写真ならもっとはっきり分かります
翌土曜日15時、お迎えに行きました。ケージから出されたアマティは元気にわたしの元に駆け寄りました。
おうちに帰ってきましたよ〜
最初の一枚。まだ少し緊張している感じです。
しばらくするとすっかりくつろいでいます
無理に写真を撮ろうとしてもうつろな目つきです
しかし、夕ご飯はパッと立ち上がってしっかり食べました
ところでこのBurberryチェックのお洋服、犬友さんが13年前に先代"Hana"のために作ってくれた介護用お洋服なのです。手を通して着て背中にチャックが付いています。そしてウエストには階段等を乗り超えるために介助する吊り紐が付いています。これが大変役立ち、退院直後の帰宅でも難なくお2階に上がることができました。
しかし、ラッキーだったのはそれだけではありません。お腹を切ったのですから当然家でも傷口を舐めないようにエリザベスカラーを着けねばならないのですが、このお洋服を着ていれば傷口を舐めることができないのでエリザベスは必要なくなりました。
家の中で服を着ることは全くなかったのですが、幸い寒い冬だし暫くは暖かく過ごしましょう。
日曜日あさ7時、お散歩にでました。寒空の中なのでショートにしようと思っていたのですが、アマティは納得せずいつもよりも沢山歩かされました。シッコもウンチもしっかりし、ご飯も食べていつもの生活が戻りました。
きょうは各地に雪が積もりアマティの大好きな雪山遊び日よりなのですが、お医者様から禁止されています。
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