チェロの健康診断と弓の張り替え
"ヴァイオリン工房CATS"さんが店を閉めるとのことで、チェロの健康診断と弓の毛替えをしに行ってきた。
CATSの鈴木さんにはこのチェロ(Martin Stoβ of Vienna )を50年前に分解してオーバーホールして貰って以来のこの楽器にはなくてはならない人なのですが、生涯現役を掲げ頑張ってこられた89歳という大先輩には「お疲れさまでした、ありがとうございました」しか言えない。
このシュトス、200年ほど経っているので健康には気を付けているのですが「全く問題ない」とのことでした。
2本のヴィネロンは、上がJeseph Aether VIGNERON(1851-1905)で下がAndreVIGNERON(1881-1924)で、この2人は親子の関係にあります。ヨーロッパでは親子代々工房を継ぐ方は多いようで珍しくはないのですが、親子の弓を持っている人は珍しいかもしれません。お父さんの弓は60年前に息子の弓は50年前に手に入れたものです。
松ヤニがまだ乗ってない真新しい毛が付いた弓を見るのが大好きです。
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