チェロのチューニング
この時期糸巻きが緩んでしまい困ることがよくある。1本や2本ならいいのだが4本全部緩んでしまい、ついには「魂柱まで倒してしまった」なんてことが起こりうる。暖房器具を使うことにより気温や湿度が乱下高するのが原因だと思われるのだが・・・
しかし、あの暑かった40度を超える酷暑やこの極寒の厳冬にもかかわらず、わたしのチェロはここ数ヶ月調弦の必要が全くいらないほど狂わないから不思議である。今日念のためチューナーを持ち出し測定してみたが数ヶ月前にチェックしたA=420で調弦出来ている。
常用しているMartin Stoss は、しっかりしたケースを使っているから温湿度の変化が少ないからかと思ってもう一台のチェロ(学生時代使っていたE.H.Roth)を取り出してみたが、こちらも数ヶ月調弦していないにもかかわらず殆ど調弦の必要はなかった。
Stossの弦はナイロン弦(ADGはエヴァピラッツイ、Cはオブリガート)、E.H.Rothはスチール弦(ADラーセン、GCスピロコア)
以上から、弦が狂わない要因は1つは2台とも移動する機会が少ないこと、2つ目は静岡の気候に馴染んで50年、60年経過していること位だろうか・・・
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