別荘なんて常時使ってなんぼ
ここは別荘代わりに使っている山葵田の管理小屋。年間を通して利用していたのは山の谷間の一軒家でいくらチェロを弾いても犬が吠えても誰にも文句を言われない(静岡でも言われないが)。それに自然に包まれたおいしい空気、エアコンの無い生活、さらには薪の五右衛門風呂。多い月の半分以上をここで過ごしていた。
が、昨年8月ここに2泊して帰ってからイエダニに刺されたようで大変な思いをした。その後日帰りでダニ退治に来たもののなかなか足はこちらに向かなかった。
それでもそのままにしておく訳にもいかず、とにかく今日は大掃除にやってきた。今年の正月に2泊して以来の訪問である。
もちろん大変なことになっていることは想像していたが案の定想像以上のカビ。床も畳間もスリッパもカビだらけだから靴のまま家に上がり雑巾がけと掃除機で悪戦苦闘。その後はずっしり重くなった布団を外に出して日光消毒。
よし、これでいつ来ても泊まれるぞ・・・までに回復した。
こんな小屋でもわたしにとってはずいぶん心豊かな生活をしてきた場所である。
しかし、わたしたちにとっては日本全国テントを張った所が新別荘であり、ましてやハイエースを停めた所が別荘地と化し、五右衛門風呂併設のキャンプサイトに1週間以上も滞在する本当の別荘みたいなキャンプ場もあるのだが、それでもこの山小屋がもたらす影響は大きい。
なお、この山小屋の利点は五右衛門風呂だけでは無く、交通の便がいいこと、夏涼しいこと、冬はスキー場が近いこと、近所においしいもの・店が多いこと、登山基地として機能すること、趣味である山野草の生育地が多いこと、景色がいいこと、川遊びができること、TVが映ること、インターネットがつながること等々条件を全て満たしている。
あ、欠点らしきものとして我が子やマゴたちはこの家は「かび臭いからいらない」と言う。
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