朝散は十二双川へ
アマティのお散歩はすっかり我が儘になってしまい「あっちはヤダ、こっちに行きたい」と踏ん張ったり先行したりして思い通りにされてしまう。特にこれからは全然別の方向にお散歩に出たとしてもなぜか十二双川に導かれてしまうのには苦笑してしまう。
ただし、例年と違うことが起きた。アマティはもはや自力で川から登れないことを自覚しながらそれでも入ろうとする。
この子は自分が登れなかったり降りられない場所には決して侵入する子ではなかった。しかし12歳になった今年は「登れなくてもトーサンがなんとかしてくれる」と思って川辺に立ち止まって動かない。わたしもこの子の体力が極端に落ちたことを知っているから、仕方なしに皮のリードを付けたままでも「ヨシ!」と言うことになる。アマティはわたしを川の中に引っ張り込もうともせずただゆっくり体をクールダウンさせた後、川から這い上がる気配を示す。わたしは「ヨシ」と言いながらリードを引っ張りスマホのシャッターを押す。
川に入っても喜んで飛び回ったり深みに沈んだりしないでリードの届く範囲で水を飲みお腹を冷やす程度。昨年までとずいぶん違ったものだ!
登るのは最初からあきらめているようだ、「トーサン、早く引っ張って」と目で合図を送る。アマティは30kgもあるんだからわたしが川に引っ張り込まれないよう足場を充分に取って左手でスマホを構えて「よし」と叫んで引っ張り上げる。
やれやれ、こんなことが毎朝続くんだな・・
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