2024年初詣
わたしは生まれてこの方浅間神社に80回は初詣に出かけている(とおもう)。少なくとも物心ついてからは父親に手を引かれ元旦に行くようになったから、おそらく物心着く前も毎年ダッコされて行っていたんだと思う。いくつの時だったかお正月に熱を出したときも風邪が治ってから三が日に連れて行かれた。
時は移りコロナ期に入ると混雑する晦日や三が日の初詣は止め何日が過ぎて松の内に行くことになりさらに「あれ?今日は何日だ?」ということで今日やっと新年の浅間神社初詣は実現した(昔流に言えば松の内は15日)。
クルマで行ったら神社の駐車場に素直に入れたもののまだまだ大勢が賑わっていたのでホッとした。
クルマを置いて楼門の前に行くと改装が終わったばかりなのか西日に当たり金色に輝いていた(写真には金色の輝きは再現されないようだ)。
楼門をくぐると大きな賽銭箱は設置されているがその奥の大拝殿は改装中でお隠れになっておられる。
そして八千戈(やちほこ)神社にお参りし、そのすぐ左隣の108段の階段を登る。この煩悩を払う108段の階段こそ、わたしの人生に大きな影響を与えたそのものである。
小学校5年生のあるとき、友達から「浅間さんの階段を進駐軍のジープが登った」という話を聞いて大きな衝撃を受けた。それからというものわたしはJeep WILLYS MB(1941-1945)に憧れ、授業中に教科書やノートにジープの絵を描き続け、それがバレて母にこっぴどく怒られた思い出がある。
それから20年、自分でクルマを買える様になりジープこそ買えなかったが4WD車に40年間乗り続けている。アウトドアに目覚め海、山、川、雪は生活の中に同居している人生となった記念すべき108段の階段なのだ。
この階段を一気に上り詰め(妻は詰めたがわたしは途中で2度呼吸を整えた)、あと少し階段を登ると麓山(はやま)神社。
そして古墳(こどもの頃の遊び場)前を素通りし階段を避けて裏道を降りて大歳御祖社(おとしみおやじんじゃ)でお参りして交通安全のお守りを買って今年のお浅間さんの初詣は終わった。
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