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2023年8月12日 (土)

父母の遺品である絵画の処分

わたしの父母は2人して競う言うように絵を描いていた。父は油絵母は日本画だった。その遺品は八畳間一杯に及んだ。しかし、この家を守るべくして生まれたわたしは余りにも歳を取り過ぎ、とうとうというかついにこの部屋を片付けて介護ベッドを2台置くことになり、全てを処分する決心をした。
まずは仏間にもなっている仏壇にことの成り行きを報告し外が見えないように扉を閉め作業を始めたが進めれば進めるほどその数に驚く。
最初の絵の左上にヤマユリの油絵がある。以前、山に行くと百合の花を見つけ切り取って持ち帰り父母への土産にした。2人は取り合って花がしおれるまで書き続けた。そういう絵画だから本当は残しておきたいのだが百合の花だけでも十数枚もあるしまつ。ましてや額縁を使い回ししているので残せるのはほんの数点。この写真の絵も好きなのだが額縁が見つからず没となる。
さらに犬友さんたちで絵をたしなむ方が3人もいるので額や絵や書籍を持って行って貰うので狭い絵の中をアマやハクが歩き回る。Img_3194 Img_3193 Img_3189

次の写真は額縁の段ボール製の箱。いろいろな所に出品していた形跡が残る。特に母の絵は賞状を貰ったものが多い。これらは額からだし古紙回収に出さねばならない。ハイエースに一杯に詰まった段ボール箱である。Img_32262

以上の作業ですでに数日かかった。盆には岡崎のマゴたちがくるというのでタイムリミットがある。すでに体力は限界に達し気力もすっかり沈みいま自分のしていることを蔑みながらもとにかくハイエースに積み込む。Img_3254 Img_3255 Img_3253
これで終わりである。振り返ること無く市の清掃センターに行き投棄。係員が放り投げるのを見てムカッとするがそれでもできるだけ優しく扱ってくれたのがせめてもの慰め。
さて、部屋の掃除をして仏壇の扉を開けたら父母はビックリするだろうが、まだ開けて報告するまでには日数がかかりそうな気がする。
絵画は全て投棄したわけではなく、今のわたしの部屋にも3点がが壁に掛けてあるしトータル十数点は残っているので勘弁して貰おう・・・

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