SOMES SADDLE のリードとカラー(大型犬用)
4年前の2019年4月25日のことだった。わたし達は北海道浦臼神社近辺でエゾエンゴサクの花に囲まれながら道央山間部の雪解けを待っていた。そんなおり、砂川でステキな場所に釘付けになりクルマを停めてアマティを外に出して遊びだした。そこは元々は馬具を造る工場でいまはバッグなどを造る高級ブランドである[SOMES SADDLE]の本社件工場だった。銀座や青山にも支店があるというソメスサドルはわたし達には縁遠いからそのまま素通りしようとしたが一見博物館的な雰囲気もあるので中に入った。わたしも現職だったら買いたいバックがいくつも並んでいたが今は全く用が無い。でも、目を楽しませていた。
ふと棚を見るとこんなカラーを陳列しているじゃないか!
わぁ、こんなカラーはどんな子がするんだろうかと想像を巡らせていると「ン⁈ チョコラブに似合いそうだ」となってアマティにはめてみたら「どうだ、どこのお坊ちゃまだ!」という理性と品格を備えたアマティになっていた。これはもう買うしか無いな!...大決心をしてレジに持って行ったら「これは見本です。ご注文を受けて3ヶ月後にお渡しできます」にはテヘヘ!「ま、それも楽しみでいいだろう」と思ってOKをだすと「おそろいのリードもございます」ときてしまった。まだ旅行が始まったばかりだし、カーサンは自分用のバックを抱えてウロウロしているし、「仕方ないな、カードは助かるな」ということになってしまったのだ。わたし達には分不相応だがアマティには相応する気がしてならなかった。
それから2ヶ月後、わたしたちの北海道旅行の疲れも取れた頃ソメスサドルのカラーとリードが手元に届いた。ほぼ正方形に近いような牛革の塊のリードは手綱というにふさわしいものだった。
さて、4年使った2月のある日、夜な夜な通う公園のベンチの金具に掛けておいた。アマティは投げられたボールを取ろうと全身の力で飛び付いたらリードが切れてしまった。ほぼ正方形の皮と言ったが、留め金の部分はそんなことが出来ない弱点があった。それは承知していたがまさかこんなに早く切れるとは思ってもみなかったがちぎれてしまった。まさにアマティには分不相応だったと反省した瞬間だった。こんな皮を切ってしまう犬はそうはいまい!
これは明らかな設計ミスだと思う。他の部分との整合性を考えればこの部分に小さな金具を入れるべきでは無かろうか!...わたしなら鉄片をそっと入れておくだろうな!さっそく修理に送ったら「3ヶ月かかります」と言われ腹が立ったが「捨ててください」とは言えず修理を頼むしか無い。
先日、きれいに仕上がって送られてきた。修理費は6600円。
修理方法は2通りあって1つは10cmほど短くして同じように作り直す。もう一つは別の皮を上からかぶせて縫い付ける。わたしは後者を選んでお願いしたとおりに出来上がってきた(金属片は入っていなかった)。
アマティ11.5歳。もうそろそろ全身の力を掛けてリードを引っ張ることもしなくなるだろう。すでに3ヶ月の間に品格を通り越して老犬と化しているからだ。しかしこの写真の金具の所の皮が切れるっていったいどんな犬だ?
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