2023年5月
2023年5月31日 (水)
2023年5月30日 (火)
常用靴
お散歩に行きながら急遽山歩きに変更、なんて自由気ままな生活をしているので、いつでも山を歩ける靴は必需品。
ただし、登山靴ならどれでもいいわけではなく何十年もの経験からここ10年近くはこのSIRIOのローカット軽登山靴に行き着いた。
この靴の最も大きな特徴は日本人の足に特化した設計、すなわちヘンペイソクでバンビロで上向き爪という若者には理解できない足形用の靴なのだ。くるぶし下までなら完全防水、ゴアテックスなのでムレの軽減、ヴィブラムソールを持っているので急な山行きには何ら問題は無い。
わたしはこの靴をほぼ1年で履きつぶす。舗装路も歩くからか歩き方が悪いからかソールが片減りしてしまう。ソールは張り替え可能なのだが+3000円ほどで新しく買い換えることが出来るので、交換したことはない。
2023年5月29日 (月)
ボクもコーヒー
2023年5月26日 (金)
さくらんぼ
八ヶ岳からの帰り道「ん⁈ まてよ? さくらんぼの収穫時だよな」と思って白根ICで下車し、近くのJA販売所に寄ってみたらあったあった!
さっそく購入し「さて帰ろう」とレジに向かう途中、わたしの大好きな干し柿があったので2パック買った。その時「ずいぶん大きな干し柿だなぁ」と思ったのだが、家に帰って食べる段になって驚いた。
普通の干し柿の倍位の大きさを一口食べるともうそれは柿の練り羊羹。普通柿羊羹というと寒天で固めたものを言うがこれは小豆の練り羊羹のように柿の練り羊羹のような味。最近の羊羹は甘さ控えめになっているが柿にそのような配慮はなくしっかり甘いので、この甘党のわたしでも半分でいい。
この柿は百目柿という大きな渋柿だという。これを干したものがこの枯露柿(ころがき)。そういえばひゃくめ柿とかころ柿とは聞いたことがあるが,こんなにおいしいものだとは知らなかった。
長生きするもんだ!...
3時近かったがさくらんぼもまだたくさん残っていた。ところが生産者ごとに1パックで売っていてそれぞれ値が違う。量はほぼ同じなので一番安いパックを選んで買ったのだが、食べてみると安いだけあって粒が小さく余り甘くない。
まぁ、初物だし仏前にも上げられたのでよしとする。
さくらんぼはアマティも欲しがるのであげてみたら種も茎もそのまま喰ってしまった。先代"Hana"もだいすきだったが、さくらんぼをあげると種と茎はじょうずに出していた。ここにも2人の性格の違いが現れる。
ここから自宅までは1時間と少し。あと一息である。15時頃出発したのだがここからが大変だった。中部横断路は単車線なので自分のペースで走ることが出来ない。わたしにはこれが一番苦痛で眠くなってしょうがないのだ。ときどき意識が消え道路左ラインとセンターラインに埋められた騒音機能に驚いて目を覚まされ事なきを得たがこれには感謝しきり。今後はしっかり対策をしないといかんな!...
イヌだって自然の中がいい
年老いたとは言え登山はわたしの趣味の1つである。山に行くには必ずイヌを連れているから2代にわたるLabradorは自然に登山犬になる。
彼らは(先代は彼女)自然の中に入るとこのように跳ねて喜ぶ。彼はわたし同様11歳を過ぎた老犬なのにこのように喜びを表現する。実はわたしもこんな表現をしたいのだが、すでにこんな体力はとおに消え失せている。でも、見ているだけで元気を貰うのだ。
主峰赤岳から行者小屋経由で流れ出る雪解け水に手を浸けていられないほど冷たい。さすがのアマティも沢に浸かることはしなかったが、やはり水を見ると入りたくなってしまうようだ。
前回来たときには美濃戸山荘に犬禁の看板が立てられていたので車中に残留させるつもりでいたが、今回はその看板が外されていた。というか、美濃戸山荘は営業している気配がない。
ホテイラン
ホテイランには特別な感情を持って接しています。おそらく、森の中で会える最高のお姫様ではないかと・・・
しかし、ここ数年、会うことが出来なかった因縁の花なのです。今年も5月に入って早々計画を立てていたのですが、週末の予定日は全てお天気が悪い予報で「あぁ、今年もダメか」とあきらめていたところ、いや、八ヶ岳ではまだ間に合いそうだ、と言うことで朝食も早々に切り上げて行ってきました。
わたしの今のホテイランのフィールドは南アルプスの戸台ー歌宿間と八ヶ岳ですが最近は八ヶ岳には行っていません。管理されているために面白くないからです。その点南アルプスは何も手が入っていないので、見つけたときの喜びは大変大きいモノがあります。しかし、年々花が減っているところをみると、やはり管理しないと無くなってしまうかもしれませんね。
そんなわけで6年ぶりの八ヶ岳ですが、大変たくさんの花を見ることができました。
左は2連、右は3連 あるんですが、見えませんね・・・
ホテイランは薄暗い森の苔むした石の上にポツンと咲いているところに真の美しさがあると勝手に思っているのですが、2連。3連になってくると一層艶やかになり美しいです。
次の写真は3本のホテイランです。
ボクは最大11本のホテイランが固まった姿を見たことがあります。9本とか5本もあります。しかし、本当に固まって咲いていることはごく希で、このように飛び飛びです。今日も10本以上賑わって咲いているところもありましたが、写真に収まったのは3本が最多でした。
2023年5月24日 (水)
登山用ストック
今まで愛用していたストックが壊れてしまったので新調する必要があった。今までのものは「Black Diamond」で大変しっかりして使いやすかったのだが、もう20年以上も山スキーや登山に使ってきたものでアブソーバーが壊れてしまった(グリップ内にバネを内蔵するタイプ)。
ストックはスキーでは必需品だったが登山では持ってはいるもののザックにくくりつけめったに使うことはなかった。ましてや2本使うことなど全くなかった。
しかし、腰痛や座骨神経痛を煩い不安を拭えずどうしても家に帰ってきたい一心から一応2本使えるようにいつでも準備していた。それが先日の岩岳山登山で現実のものとなり、2本使いで這うようにしてやっとクルマまで辿り着いたのだった。
その際「Black Diamond」の壊れたアブソーバーが痛めた左手の親指に衝撃を与え大変ツラかったこと,及びI型グリップの限界に気づきネットで探し始めたのだがなかなか決まらず、静岡にはわずか2店になってしまった大型登山店を見て回った。
そこで「これを使ってみよう」と決めたのが[mont-bell]のTグリップとIグリップ両方を装備し、アンチショック機構を備えたストック。
写真の1段目の右端に(白い部分の左側)バネが装着されているのがわかる。あれが地を付いたときの衝撃を和らげる。
3段目のグリップは一番上(右端)がT型グリップ、その下がI型グリップと2way。
実はこのグリップは女性用でTもIも小さめ細めとなっている。わたしとしては大きめの方が握りやすいのだが、男性用はカラーが暗く持っていて楽しくない。その点女性用は何種類かあり特にこのモンベルカラーが気に入ったので小さいものにした。
T型なら体重をかけやすいし2本使う機会は少なかろうとの思いで取りあえず1本使いとする。
五島列島の鬼鯖鮨
松坂屋の大九州展によって来た。お目当ては五島列島の鯖鮨。
いづうの鯖姿寿司もおいしいが最近は京都展が催されず、たまにあってもいづうは来なくなってしまった。
しかし年に1回の九州展ではいつも出展する鬼鯖寿しはいづうに勝るとも劣らない逸品。なんせ鯖が二重に乗っているのだが、さすがにこの年になると2階建ての鯖ではくどくなるので,今年初めて1階建ての鯖鮨、しかも一節ではなくそれを切って折り詰めにしたものを買ってきた(実はこれには後悔したことがあって、寿司をラップに巻いたまま切ってあるので剥がすのが大変面倒)。
これでもかなりの量があり(妻は一切箸を付けない)、アマティに2切れ手伝って貰って完食。
まだ残っていた貴重な花山椒を添えてみたらこれが大当たり。
2023年5月22日 (月)
岩岳山にシロヤシオを見に
この写真は岩岳山に登り始めてじきに山頂付近を望めるところがあり、何とはなしに「わぁ、あそこまで登るのか、遠いなぁ!」なんて思いながら眺めていたら「えっ、あれなに?」と思い凝視したらなんとみやまツツジの大群落ではないか!...カメラを精一杯ズームしやっとここまで引き寄せた貴重な一枚。よく見ると所々にシロヤシオも咲いている。
「うわ〜」高鳴る心を押さえ急登を一歩一歩歩む。
岩岳山と言えばシロヤシオの名所で何度か登って見に行ったものの、あれは9年前の5月16日下山直後にアマティがマムシに食い付かれたところでそれ以来足は遠のいていた。
が今年のシロヤシオはいいらしいとの情報が入り座骨神経痛を案じながらも出かけてみたのだった。
なお、「みやまつつじ」とはこの大河内地区の呼び名で正式にはミツバツツジを言うが50年前に2年間この地区に籍を置いていたので、わたしは"みやまつつじ"と呼ぶ。が、今日のテーマはあくまでもシロヤシオである。
みごとなシロヤシオが出だすとほとんど同時にミヤマツツジも現れ、それはそれは見事なコントラストを見せてくれた。ことしはきっとヤマツツジの何十年に一度の当たり年なんだ。
疲れていてもこんな景色を見ると元気になるのはいいが、その度にカメラを取り出しなかなか前に進まない、いや進めない!
稜線には不思議な巨木が茂り、この山や花を守ってきたようだ‼
アマティの舌がこれだけ伸びているのは暑くて参っているからか?
疲れ果てたわたしを見てアマティはそっと付き添っている。
少なくとも9年前まではこの山はそんなに大変な所ではなかった。しかしどうだ、降りにはとうとう股関節が痛くなり、初めて2本のストックを使って這うように降りてきた。歩みの遅い亀さんのような状態に妻には馬鹿にされアマティには蔑まれしも要支援2の身で無事下山できたことを喜ぶ。
登り3時間降り2時間のタイムはわたしにとっては限界近いがあの美しさは目に焼き付いた。あの世とはきっとあんな所なんだ!...
2023年5月20日 (土)
白い "コアツモリソウ"
2カ所目でやっとコアツモリソウに会えた。平敦盛草にしろ熊谷直実草にしろどことなく不気味でいてなぜか心に引っかかる大きな野生蘭であるが、コアツモリソウは大きな葉の下に隠れ誰にも見つからないようにそっと咲く姿はあやしくも幽玄を備えわたしの大好きな花である。
ここには白いコアツモリソウも咲くはずなので探し回りやっと見つけた。
これぞ清純と幽玄、爽やかな夏のコアツモリソウ。
草丈10cmほどで葉の下に咲くので、地べたに這いつくばって写真を撮ることになる。すると必ずと言っていいほどアマティがカメラの向こう側に来て這いつくばっている。あいつにしてみれば「トーサン、なにやってんの?」と言う気持ちだろうがわたしにしてみれば「アマティ、どけ〜、あっちいけ〜」と叫ぶのだがあいつには「ここにこ〜い、そこでふせ〜」と聞こえているのだろう!...
忍野の森で遊ぶ
毎年訪れている忍野村だが、観光ではなく森を散策。ここでは目的の花には出会えなかった!...なぜだ?
ただ、ここはアマティにとっては野生が蘇る場所として11年前から不思議と活動が活発になる。
こんなとこに飛び上がったり飛び降りたりはわたしには無理だが,アマティは11年前からここで跳ねていた。
11年前、アマティが5ヶ月の時ここに来たとき初めて『ズーミーズ』(Zoomies)を目の当たりにし「アマティの頭が狂ってしまった」と大層心配したものだった。その後もタビタビこの現象を目にし、(薄暗い)森の中に入るとよくこの現象が起きることがわかってきた。しかし、10歳になった頃からはその回数は激減している。今日もその現象は起きていないが野性に返って走り回っている。(暗いしカメラでは動きに追いつけないからブレっぱなしだが...)
2023年5月18日 (木)
萌黄色
2023年5月16日 (火)
富士山とヤマシャクヤク
今日の秘めたる一番の狙いは[富士山の裾に咲く山シャクヤク]だったのです。
1枚目の写真が」それを狙ったものです。ヤマシャクと富士山頂が写っていることは間違いないのですが、いくら待っていてもあの雲が取れなかった。まぁ、とにかく山頂が写っているのでこれであきらめましたが、そもそもが食い気が先走ってルートを逆に設定してしまい、花山椒の収穫に時間をかけすぎ、この秘密の場所に着いたのは15時過ぎだったのです。これでは仕方ないですね!...
今年の山シャクヤクはすでに終わっている花も多くなおかつツボミも沢山ありましたが、例年に比べて少なかった。
ちなみに、今日の午前中の富士山はこんな具合でした。真っ青な雲一つ無い空、真っ白な新雪、茶色い山肌、萌黄色の新芽、黒い原生林と見事なコントラストでした。
2023年5月15日 (月)
イワシとアーモンド
イワシとアーモンドのおかしで、これが滅法うまいのだ!
イワシは微かに甘みがあり、アーモンドはこんなにおいしく加工したものを他に知らない。なお、パッケージには[減塩タイプ 塩分40%カット]と書いてあるから、アマティのおやつにもなる。
2023年5月14日 (日)
すごい今川焼
藤枝で有名だという今川焼(シラハタの黄金まんじゅう)をいただいた。みたとこ普通の今川焼きだがアンコがたっぷり入っていてそれがおいしい。夜いただいたのだが賞味期限は[今日]とあるのであわてて食らいついたが餡が甘すぎるわけではないが余りにたっぷり入っているので2つしか食べられなかった。翌朝も頑張ってもやはり2つ。お昼に2つでやっと食べ終えた。いや、最後まで大変おいしく頂けた。
ただし、[冷蔵庫に保存し食べるときはチンした後オーブンで焦げ目を付ける]という付箋があったのは知っていたが、ボクはやはりなんといっても余分な手を加えずに喰うのが一番おいしいんだと思い込んでいる頑固ジジイである。
藤枝はなかなか行くことがない場所だが、スマホのメモに書き込んだ。
2023年5月13日 (土)
2023年5月12日 (金)
カツオがおいしくない!...
最近のカツオはなんだ! 大変腹が立つ! こんなのはカツオではない!...
今が旬の写真のカツオ、とてもいいカツオなんですよ!もちもちしていてまさに[もちがつお]と言っていい位のいいカツオなんです。しかし、スーパーの販売者はこのすばらしいカツオを台無しにして売っています。今は刺身用のカツオは節では売っていません。節を刺身用に小さく切ったものしか買うことが出来ないのです。写真では解りにくいけど一切れの厚さが1cmほどなのです。
これではわたしの大好きな「かつおのたたき」(土佐造り)を作りたくても作りようがないのです。
別の魚屋でもビックリしました。ここではカツオを節で売っているので「シメタ」と思ったのですが、横に[生食の場合は-20℃以下で24時間以上冷凍してください]と書いてあるのです。なんか急に気持ち悪くなってこの日はカツオを断念しました。
「これってひどいじゃん」と思って憤慨していたらあることを思い出しました。何年前だったかわたしはイカのゲソを食べた後全身にアレルギーが出て夜間病院に担ぎ込まれたのです。注射1本で楽になりましたが原因はアニサキスアレルギーということでした。アニサキスの一部とか死骸を食べてしまってもアレルギーを起こす人がいるということです。その数ヶ月後に性懲りも無くまたイカのゲソを食べたらなんとまたまたアレルギーを起こしたのです。その時は「あ、又やってしまったな」ということで自分で同じ夜間病院を訪れ、注射をして貰いました。その次からはよく火を通して食べているので大丈夫です。
ということで、スーパーのナマガツオはアニサキスを包丁で斬り殺す意味で(アニサキスの身長は2〜3cm)2cm以下の厚さに切って売っているのだなと気付きました。でもねぇ、アニサキスが横に寝ていれば切れるけど縦には寝ていないという根拠はないですよね。
たしかにアニサキスを食べてしまった場合、胃に穴を空けるのでとんでもなく痛いそうです。アレルギーの比ではありません。救急車を呼ばねばなりません。
しかしねぇ、厚く切ったカツオをたべたいねぇ!土佐造りのカツオを食べたいねぇ!...
2023年5月10日 (水)
2023年5月 8日 (月)
2つの荷物
2つの荷物がほぼ同時に届きました。どちらも昨日注文したものなので,相変わらず早いなぁ!...
一つはiPad。2016年に購入した前iPad airはフィッシングによりIDとpwを失ったためソフトのアップデートが出来ぬままなんとか今まで生き延びてきたが、ついに最近になり挙動不審に陥り、新しく新調することになったらこれが高いんだな!仕方なく一番安い無印を楽天のポイントを付加して購入。さて、設定に手間取り1日をフイにしてしまった。半年前のフィッシングが未だに影響していることを思うと恐ろしくも腹が立つ。
iPadは実際には寝床でFacebookとLINEにしか使わないので無印で充分だ。
そしてもう一つの荷物は袋井のコーヒーショップ[まめや]のコーヒー豆。以前はこのまめやによく通ったものだが、最近はなかなか行かなくなってしまったお店に先日ふと寄ってまめをいただいたらこのまめが大変おいしいので発送して貰った。
う〜ん、やはりこのコーヒー、おいしい!
2023年5月 7日 (日)
2023年5月 6日 (土)
アマティの寝相
最近アマティの寝相はとても上品になったと思う。「歳を取ると子どもに戻る」と言われるがアマティの場合は子どもを通り越して赤ちゃんになったのではないかと思うほどである。
布団を敷いて置くといつの間にか寝室に入り込みカーサンの布団のうえで寝込む。今日は枕まで使ってるぞ!
ここで問題なのはいつもカーサンの布団であってトーサンの布団には決してこないことである。ただ、トーサンの布団も皆無ではなく月に一度位夜中にやってくることがある。そんな時はうれしくて抱きしめてやるのだが、それがイヤらしくて即座に出て行ってしまう。
これは以前の寝相で,大層ふてぶてしい。やはりイヌも枕が欲しいのか⁈
この寝相はいつもの寝相であってこんな姿を見る度にわたし達は全身から力が抜ける・・・
2023年5月 4日 (木)
わたしに食い付いたダニ子
これはわたしの首に食い付いたヤマダニの写真です。
実は一昨日梅ヶ島から安倍峠・八紘嶺(途中で2手に分かれる)登山道の下りで、わたしは余りの疲労のため(わたしは病身であったこと、余りに過酷な登山道であったことから)急傾斜の細道でバランスを壊して躓きそのままクマザサの茂る急斜面に滑り落ちたのです。お尻から仰向けに滑ったので怪我は全くないのですが、藁をも掴む気持ちで(この表現がピッタリ)細いクマザサに捕まりなんとか滑落は免れましたが、今度は背負っているリックサックがクマザサにからみわたしは身動き出来なくなってしまったのです。アマティはその気配を感じ取ってすぐに駆け寄ってくれましたが、アマティではわたしのリュックサックを外す手助けも出来ません。カーサンはとっくに下に降ってしまっているので大声で助けを求めるまで身動きも出来ない状態。やっと妻に戻ってきて貰い、リュックのどこが何に引っかかっているかを指示して貰いながらなんとかリュックを背中から外すことに成功しました。
そんなことがあったのでクマザサと言えばダニの巣ですからもしかしたらと思いながらも2日経った今日、なんか首が痒くかじっていたのですが「ん?なんかあるぞ」と思って首を写メして拡大して見たら「やいやい、これはダニだ」と思って妻を呼び写真を撮って貰った後捕って貰った。ちなみに妻はヤマダニ捕りのベテランで、山に行くたびアマティや自分に取り付いたダニを捕っている。
まさにわたしの首に食い付いているヤマダニである。
わたしの肌がきれいにピンク色に染まっているのではなく、痒くてかじった後が赤く変色しているだけである。このダニ子は一昨日クマザサの中から持ち帰ったものに間違いない。1日目はどこに食い付こうかと柔らかそうな所を探していた模様。そして今日になって「あ、ここだ」と言ったかどうかは知らないが食い付いた様子。したがってまだほとんど私の血液は吸っていなかった(あとで潰してチェックした)。
次の写真はダニ捕り専用器具。大小2セットで販売されている。いろいろなダニ取り器を試したが、これはまず失敗がなくじょうずに穫れる。
今日使ったのはまだ血を吸ってない小さなヤツなので[小]
穫ったヤツをティッシュに乗せて撮影。それがすばしっこくてなかなかジッとしていないので大変撮りにくいが見るからに憎きダニ子である。
なお、わたしは2〜3日うちに高熱を出す危険がある。その時は「日本紅斑熱」や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染症の疑いがあるので、病院に行ったら「ヤマダニに咬まれました」と言わなければならないといつもアマティの獣医に言われている。
イエダニは目に見えないけれどヤマダニ(マダニ)は2mmほどなので、気にすれば見ることができる。クマザサに多いが、どこにでも町の公園にもいるので誰もが気にしなければならない。
2023年5月 3日 (水)
キンメダイのかぶと煮
そばや"こなや"でお昼を食べた後は帰り道なので福一丸による。
今日見つけたのはキンメダイの兜。食べる身肉はほとんど無いのだが、微かな身肉は大変おいしい。
妻はこの年で煮魚を感得したもよう。
これは「いかスタミナ炒め(加熱用」とある。そのままフライパンで炒めればできあがり。さすがに魚屋のイカはおいしい。ニンニクの芽もとてもいい味だ。ただ。年寄りには少し味が濃いな!
福一丸で欠かせないのが焼き芋。焼き芋とは「女子どものお菓子」なんて言うとSDGsの世の中通用しないが、わたしは近年焼き芋に目覚めた。それはここで茨城産の"紅はるか"を食べたことに他ならない。冬場の焼き芋シーズンには各所で"紅はるか"の焼き芋を売っているが、なんと言っても福一丸がおいしい。
が、この時季になると"紅はるか"は姿を消し別の芋になるがこれはおいしくない。しかし今回は同じく茨城産の"シルクスイート"という銘柄なので買ってみたらこれがおいしい。蜜こそ出ていなかったが充分甘いしトロトロだった。
2023年5月 2日 (火)
安倍峠にアカヤシオを訪ねて
毎年連休には安倍峠にアカヤシオを見に行くことは何となく頭にあった。しかし、ここ数年間安倍峠への林道は道路が崩壊して通れないために見に行くことはできなかった。しかし、いつものゲートから歩いて行けば行けることもわかってはいたが実行されなかった。
今朝目を覚まし、アマティのお散歩に出て「こんなお天気も陽気もいい日に家にくすぶっていてはいけない」とどこからかお告げがあり、食事を取ってから出かけてみた。
梅ヶ島街道を進むと、昨日みたもこもこ(シイの木の種類)がたくさん見られる。進むにつれてさらにもこもこが現れとても美しい。しかし、土村を過ぎ梅ヶ島管内に入るともこもこはぱっと消え新緑の美しさが際立つ。
そのうち新緑はさらに美しさを増しまさにこれを萌黄色と言うのだろうか、目に染みるような美しさが表れる。
これが萌黄色だ‼ まてよ、ウチのジムニーもこの色だぞ!
さて、ここからクルマを置いて徒歩で登る。その際、崩壊した道路を上るか登山道を登るかで判断にかなり悩んだが登山道を登ることにした。以前何度も登ったことのある登山道なのでかっては知っているはずだが、座骨神経痛でほとんど運動も出来なかったわたしには、この道はきつすぎた。ずっと急な登りが絶え間なく続くのだ。
思えば、わたしの自慢話だったルートなのだ。当時入島でクルマから降ろして貰い、自転車で山伏岳に登り稜線を新窪乗越大谷嶺、八紘嶺を回りこの道を降りてきた周遊コース。この記録はまだ破られてないんじゃなかろうか?
さて、大変な思いをして1時間45分で林道と合流、それから林道を約30分で安倍峠の登山道にでる。例年ならこのあたりポツポツとアカヤシオが見られるはずなのだが全く見られない。遅れているのか?いや、先ほどシロヤシオのツボミを見たと言うことは遅すぎたか!...
群生地に入ってみたらすでに咲き終えた花がたくさん落ちていた。「うわ〜、ガックリ」しかし辺りを見渡すとポツポツとグズなヤツがまだ花を付けている。それを探して撮ったのがこれだ。
アマティは安倍川の源流の中で走り回っている。
アマティは落ちていた枝切れに噛みついてご満悦。
ちょっと普段は見られないドヤ顔をしてるけど・・・
こちらではヤマツツジと呼んでいるがミツバツツジがきれい。咲き出したばかりだ。向こうのトンガリが八紘嶺ではないだろうか?
2023年5月 1日 (月)
もこもこの正体
過ごしやすいいい時期である。実はこの時期だけ静岡の山は急変する。山のアチコチにこのような白い"もこもこが"なんかおいしそうな綿菓子のようなものが現れる。
数年前からあれは新芽だとか花だとかいろいろ議論してきたがどうにも結論が出ないので、きょうはその正体を突き止めに行ってきた。
安西橋を渡るとそのもこもこはすぐに現れた。ところがそこに近づく道がなかなか見つからない。やっと農道を見つけるとそれを上ったところでクルマを捨て歩き出す。ところがその場は竹林でタケノコを盗掘されないように有刺鉄線やら落とし穴がや空堀が掘ってあってすぐそこなのに近づけない。気を取り直してクルマで少し下がった所から再度挑戦。ここは峠道が通っていてかなり近づくことが出来た。
この時季、クルマで走っているとこのような謎のもこもこがたくさん現れる。
花みたいだけど、自然林にこんなに同じ種類の木が生えているんだろうか?あれは新芽が一斉に吹き出しているんじゃなかろうか?
そこで今日は意を決してもこもこを探しに歩いてみた。
実物を手にすることは出来なかったがカメラを持ってかなり近くまで行き、ズームしておおきく撮ってみた。
これでもわからないから家に帰って写真の中央部を拡大したのがこれだが...
別の所で更に近づいてズームして撮ってみた。
中央部を拡大した写真がこれ...
うーん、やはりこれは花だな!穂が上を向いたり垂れ下がったりしている。
・・・とまではいいがさて、この木はなんだ? 検索しても見つけることが出来ない。今時こんな木に興味を持つものもいない。牧野富太郎の[原色牧野植物大図鑑]を1ページ1ページ捲っているが見つかっていない。この本を見る限りでは実と葉を取ってこないとダメだな。
いや、まてよ!平凡社の[日本の野生植物 木本]に「スダジイ」という椎の木の仲間の写真がそっくりだぞ!...椎茸の原木に使う木だ!シイの木のドングリは煎って食べるとおいしい。う〜む、やはり秋に実と葉を探しにもう一度探索しなくては。それにしてもこれだけの花があればすごい量のシイの実が収穫できるなぁ・・・