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2023年2月 2日 (木)

Labrador Retriever

昔の写真を引っ張り出してきた。わたしはこの写真が好きで時々見てはニヤニヤしている。
この狛犬は新城市のとある神社の境内に鎮座している阿吽の一対の[吽]の方の子である。石彫の素朴さ・未熟さから江戸時代前期の初期型狛犬では無いかと思われるが、保存状態は左右ともとてもいい。
さて、アマティと比べて貰いたいのだが座高は両者ほぼ同じ。体格はアマティの方がやや大きく見えないでもないが、体重は狛犬の方が遙かに多くとても持ち上がらない。
しかし、それ以外の類似点はかなり多い。目の形がそっくり,鼻の形や鼻先の穴の形までがそっくり,頭の形や凹み方がそっくり、耳の形や長さがそっくり、ミミのタレ方はオドロくほどそっくり、胸の形はアマティの方が張っているがまだ足を細く掘る技術がなく折れるコトを懸念してか独立していない。しかし、肉球のある手の大きさや形がそっくり。なんてことでしょう・・・
あっ、アマティにはチンチンがあるがこの狛犬には付いていないではないか!...
イヌ型狛犬に♂♀があることはいまだ確認できていない。ちなみにこの子の右側にある[阿]の犬はあきらかにオオカミであるがチンチンは付いていない。
いわゆる中国から入ってきた狛犬ではなく、イヌ型狛犬やオオカミ(大神)を狛犬にしたものはこの時代よく見受けられるコトはある。
しかし、アマティと並んだ狛犬、日本犬らしさはないしオオカミらしさも全くない。まるで洋犬のLabrador Retrieverそっくりなのが大変気になる。
そんなわけでいろいろ想像を巡らせニヤニヤこの写真を見ている。
Img_3938

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