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2022年6月11日 (土)

モリアオガエルの思い出

蛙には美しくかわいらしいアマガエルからヒキガエルのように醜いカエルまで様々だが、どんなカエルも子どもの頃からのお友だちだった。よく捕まえては一緒に遊んだものだ!... 交尾中のカエルは特に面白がっていじめたものだ!
そんな中でも最も神秘的なカエルは山の中に住むモリアオガエル。かっては天城の八丁池のモリアオガエルが有名で何度も訪れたのだが一度も面会していないのが心残り。
しかし、山中を歩き回っていると「え〜、こんなところで?」というようにモリアオガエルと会えるようになった。いや、モリアオガエルではなく、モリアオガエルの卵を発見するようになった。そしてついにとんでもない生態を目にすることになる。
モリアオガエルは夜行性なので昼間は会えるわけがないとあきらめていたのだが、何年か前の今頃の夕方、細い未知の林道をトコトコ走っていたら山道が荒れ出したので少し歩いて様子を見に行ったときに池(沼)に出くわし、その周りの木々にモリアオガエルの卵が鈴なりに成っていた。そしてその時目にしたのが産卵現場だった。
時間は3〜4時頃。山の中ではすでに薄暗くなる時間だがカエルの姿ははっきり見える。♀カエルに♂カエルが抱きつきしかも♂カエルは群れになって数匹が♀カエルに取り付き、♀が産んだ卵を皆で足でかき回せて泡立てているではないか!... この姿を見て更に感動。このカエルが大好きになった。
目を横に移すとすでに孵化して池にポタポタ落ちているオタマジャクシを発見。すごい感動。更には池の中で上から落ちてくるオタマジャクシを待ち構えているヘビを発見。わたしの心は子どものように躍ったことを今もはっきり覚えている。
さて、今年はモリアオガエルの卵を見ていないなぁと思った矢先、「ことしも庭の池に卵を産みました」というメッセージとともに写真が送られてきました。
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なんと窓ガラスに張り付いている表裏写真と共に。
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色はアマガエルとそっくりですが大きさは違います。アマガエルが3〜4cm位でモリアオガエルが5〜7cm位。メスの方が大きい。卵の泡は直径20cm位。

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