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2022年5月30日 (月)

鳳来のナイヤガラ

宇連川は川底が砂ではなく岩盤なので、雨が降っても水が濁らず水量も一定していて岩場が多いので滝も数多い大変美しい河原だが、唯一の欠点は深くえぐられた河原に降りるのが危険で大変なことだ。しかし、一旦降りてしまえばヒトもイヌも川辺を堪能できる。
特にこの時期は「岩ツツジ」が赤い美しい景色を彩る。
1枚目は鳳来のナイヤガラの手前の浮島にイワツツジが満開。手前のおだやかな水面にツツジの花が写っているステキな景色。
Dsc05183
水量が少なく浮島に渡ることが出来た。
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川幅いっぱいに広がる滝のほぼ全景
Dsc05492

[イワツツジ]は図鑑ではこの花は載っていないから正式名は解らない。花は普通のツツジ(煉瓦色)だが低木で30cm以上にはならないのみならず、植生は堅い岩の上で「よく根が張れるなぁ」と感心する不思議なツツジ。
昔、某ダムに沈む岩場からこのイワツツジをノミとハンマーを使って採取し、自宅の池の周りの石庭に植え付けたが見事に失敗した。
更に[滝]の定義は落差によるものではないが、国土地理院では5m未満は記載されていないもよう。

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コメント

松下先生

イワツツジは…ややこしいのですがヤマツツジの亜属として存在するのですが、ツツジの種類や、その生態で変化があり分類するのは難しいかと思います。
画像を拝見しますとミヤマキリシマ、サツキ、グレン系か?と思いました。
赤い花弁がキーワードですが、雄しべや雌しべの数などで微妙に違うようです。
日本のツツジ科を詳細にした本も少なく、僕が知る限りでは廃刊になったガーデンライフ誌ぐらいです。
静岡と愛知の県境は、不思議な植物が多く調査も仔細にされていない感があります。
例えば富幕山のユリはジンリョウユリ説とか、豊橋のヒロハノアマナには完全なピンク色個体もあります。
蓬来のセツブンソウも新暦節分のセツブンソウと思いきや、同じ種が群馬の山奥にもあります。
地質や形態で、植物(分布)は説明できる、と思っていましたが、そうでもなさそうです。
不思議ですね。
少し前に皇居の大型ニリンソウは新種とされ「フキアゲニリンソウ」になりましたが、新種ではないと思います。
変わったニリンソウとして昭和天皇に(趣味人が)差し上げた一つです。
お喜びになされたと思いますが、自生地は富士宮です。
それで、お喜びになられるのでしたら、何らかを努力して、恩賜のタバコを10分くらいで吸ってみたいです。
恩賜のタバコ=マイルドセブン説があるのですが、有り難くも畏こくも、みんな吸われてしまい今では謎です。

投稿: 東宝自衛隊 | 2022年6月 1日 (水) 05:06

東宝自衛隊殿

イワツツジの件、ありがとうございます。
なかなか難しいですが、いい花ですよね〜
この時期、緑と赤煉瓦色のコントラストがすばらしい。
しかも、あんな岩場のとても根を張れそうもないところで
頑張っているんだから・・・

投稿: yopi | 2022年6月 1日 (水) 22:07

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