麻機遊水池のミズアオイ
麻機遊水池のミズアオイは今年も美しく咲いてくれた。
ただ、昨年見た群生地を探したのだがどうしても見つけることが出来ず、小規模なかたまりしか見ることができなかった。一体どうしちゃったんだろう?
歩きながら驚いたのは遊水池の中にいろいろな施設や大きな駐車場が出来、市民の憩い場的な場所となっていたことだ。
この場所は元々は麻機沼で自然の遊水池であった。わたしが子どもの頃雨が降ると麻機の子どもたちは千代田小学校に通うことが出来ないほど洪水となっていた。そんな日、千代田小学校から麻機沼を見ると湖がキラキラ光ってとてもきれいだったのを覚えている。1950年頃の話である。
これはタコノアシという植物。これから葉も実も真っ赤に紅葉し、まさにタコのようになる。
オモダカも最近めっきり見れなくなってきた。
その後も1974年の七夕豪雨までは自然が残る美しい沼で、川には鯉や鮒がゾロゾロと泳ぎカワセミが飛び交い花が咲き乱れた楽園であった。沼の横の小高い丘には「沼のばあさん」が住んでいる伝説があり、側には近寄りがたかったがそのすぐ前の川で魚を捕った覚えもある。そういえばこの沼では伝統的な漁法「柴揚げ漁」があったが今はどうなったことか?
豪雨で巴川が氾濫した後は開発が進み昔の面影はない。こんな光景を悲しむのは老人だけか・・・
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