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2021年8月13日 (金)

60年前の思い出

20210803-162147
60年前、わたしは高校生だった。毎日汗だくで練習に励んだものです。
最近、イヌ友さんたちから「エアコンが壊れたけど10年経ったから修理は部品がないからできない」という話が2件舞い込んできた。まてよ「ウチは10年どころではないなぁ」と思って調べてみた。我が家は最初にエアコンを付けたのが1970(S45)で修理しながら36年使っていよいよおシャカとなり、2006(H18)に付け替えて現在まで15年間1度も故障なしに動いていることがわかった。
今日のテーマはエアコンなので写真を探したがエアコンが写っている写真は皆無。かと思ったが、最近撮った写真の後ろ上にエアコンの端っこが写っていた。あれが2代目(現行)エアコンです。
さて、チェロを始めてから最初のエアコンを付けるまでの間、当然暑い夏も汗水流して(いや水は流さない)練習してきたわけです。その頃使ったチェロは(今は手元にない)汗でびっしょりになっていました。表板には汗が直接垂れ胸はそのまま汗がたまり両膝は半ズボンなのでビッショリ。指板は汗でツルツル。それでも練習したかったしせざるを得なかったのです。当時の音大も暖房はあるものの冷房は付いていなかった。まぁ、今よりも冬は寒く夏は若干涼しかったでしょうが...
そういえば同級のヴァイオリンの子はバケツに水を溜めその中に立って弾いていたそうです。チェロはそういうわけには行きません。
さて、最初のエアコンは50年前に付いたのですが、その当時この12畳の部屋を冷やすには室外機が3相200V交流だったのです。それで2相と3相を引き込んでいました。が、このエアコンが実に36年も長生きしたのでした。今考えると驚異的な製品である。
さて、2代目エアコンは(2相100V)すでに15年使っているから、いつ使えなくなってもおかしくないのだが、なぜウチのエアコンだけ長生きかを考えてみたら意外と早く答えが見つかった。①わたしがエアコン嫌いなのでチェロを弾くとき以外は使わない(最近は熱中症の心配があるし犬を飼っているのでその限りではない) ②冬はエアコンよりも早く暖かくなるガスヒーターが便利 ということだろうか...
どちらにせよ、今は必需品である。

〘追記〙書き落としたことがあります。愛知県の鳳来に別荘に使っている小屋があります。目の前を大きな沢が流れており山葵が植わっています。村の片隅で唯一のお隣さんも息子さんのところに越してしまったので本当の一軒家です、昨年、庭でカモシカが死んでいたのも、庭にイノシシの罠檻を置いてあるのもいかにも山奥の雰囲気を醸します。
ここではエアコンがない生活(電気は来ている)をしています。夏はそれなりに暑いです。しかし、日中14〜16時がもっとも暑いのですが、その時間帯を除いて窓を全開すれば充分チェロを弾くことができます。静岡では考えられないことです。
そのかわり冬は寒いですよ〜!工業用の大きな石油ストーブを焚きさらに各個室で(4つある)ストーブを焚いてしのぎます。夜になれば五右衛門風呂の薪を焚くので家全体が暖かくなります(お風呂を焚くのに2時間かかる)。

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