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2021年6月28日 (月)

左手親指の痛み

気持ち悪い写真を載せましたが、これはわたしの左手の親指のレントゲン写真です。第一関節と第二関節の間はきれいに隙間があるのですが第三関節(親指の付け根)は隙間がほとんど無く関節内で骨がすり合っている状態です。これでは痛いわけです。ペットボトルの蓋を親指を使って開けられないわけです。重いチェロケースや犬のリードを左手で持てないわけです。左手を畳について起き上がれないわけです。
かって、BACHの無伴奏チェロ組曲の5番6番が好きだったのでよく弾いていたり30代に井上頼豊先生のレッスンを受けたこともあったのだが本番をすることも無くそのまま埋もれていた。それが近年Casalsのトーベル版が出版され、再度この難曲に取りかかり6番のプレリュードを練習しているとき、あの親指の移動で初めて「痛いな」と感じた。それでも以前にマスターしてある箇所だったので痛いなんて言っている場合では無いとかなり我慢して練習に打ち込んだ結果、軟骨部のヒアルロン酸を消費してしまった様である。
これでもう「チェロは弾けないのか」と何度思ったことか?
それでも、なんとしてもCasalsのトーベル版のBACHをどうしても弾きたくて6番を除けばなんとか弾けるかもしれないと、希望の光が見えてきた所である。
一旦はチェロを引退し、指をだましだまし使いながら余生をBACHに費やそうと決心したときに、1番のプレリュードを頼まれてなんとか無事弾けたことが救いだった。一昨日は小品を5曲ほど弾いてきたが、その中でフォーレの[夢の後に]練習中、親指は全く問題なかったが終わりのところが何度やっても親指に負担がかかり(親指を使わないやさしいパッセージ)そこに来ると悲鳴が出るほどの痛さが走ったが、本番中はなんともなかった。
どうやら人間の体は、何か不都合が生じると手術や外的要因で治そうとするのではなく、「自分で痛みや負荷がかからない体勢を築いていくのでは無いだろうか」という結論に達した。
わたしの余生で6番が再び弾ける様になるかどうかは未知だが、ひょっとするとそんな日が来るかもしれない・・・

20210525-1723
ここまでは左手親指の話だが、最近左足親指の付け根が痛いのでレントゲンを撮ったら左手と全く同じ症状だった。
これはたぶん山の歩きすぎだろう。しかし、こちらは靴のインソールを変えたら改善できている。しかし、手には応用できないだろうな・・・

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