« 夏用品 | トップページ | トウサンのチェロが大好きなイヌ »

2021年6月12日 (土)

いきなり弓が壊れた

この[AndreVIGNERON ]のチェロ弓は推定今から100年前に作られ、50年前にわたしがベルリンで購入したものです。拡大すると刻印が見えます。(実はA.VIGNERON A PARIS を60年ほど前に日本で購入しているがこれはすごい)
それ以来Andreの弓は50年間サブの弓としていたのでほとんど使ってないと言ってもいいくらいだ(最近は練習用に使用頻度が上がっていた)。
話はこの息子のAndreの弓だが3日ほど前にネジがバカになり毛が張れなくなってしまった。こういう経験はわたしは過去に2度ほどあるが、なかなか大変な故障で、雄ネジに合う雌ネジが少ない上に(規格が合わない)合ったとしても取り付けが難しく、楽器屋さんの蘊蓄を長々と聞きながら相槌を打ちつつ仕上げを待たねばならない。
この毛箱や貝はかなり傷んでいるからAndreの手によるものかもしれないがネジはどうだろう?50年も100年も持つとは思えない。
Andrevigneronp6090002
鉄の雄ネジに対して毛箱に着いている雌ネジは真鍮製で、拡大して見ると雌ネジの穴が楕円に大きくなっているのがわかる。これでは壊れるのは時間の問題だった‼ 
弓の張り替えの時にここまで見てくれたらなぁと思うのだが、ここが故障するのは50年に1回と思うといいタイミングで壊れてくれたものだ。
P6130011

| |

« 夏用品 | トップページ | トウサンのチェロが大好きなイヌ »

音楽/チェロ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夏用品 | トップページ | トウサンのチェロが大好きなイヌ »