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2021年6月 4日 (金)

チェロは歌う

これは山葵田の山小屋の隣に生えている多分イチイの大木です(葉は周りの檜の様です)。まるで森の主のような木なので根元に祠があり祭ってあります。地主がそう思って設置したのでしょう。
さて、主題は先日のイタヤカエデの大木と同じように、この木を使った彫刻の話です。
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これはわたし達が2001年だから20年前に知床ウトロに行ったとき、アイヌの彫刻師(あなたはアイヌ人ですかと確認したわけではない)[ゆきむし工房]を訪れた時に見つけたのだが「売り物ではない」と断られてしまった。どうしてもほしくて滞在を1日延ばして交渉し、むりやり譲ってもらったものだ。
彼は「チェロの本物を見たことがない」と言っていた。確かに糸巻きは4つあるが弦は5本も張ってあるし、形もバランスもかなりおかしい。しかし、みればみるほどこのチェロおじさん、素晴らしい声で歌っているではないか?! まさに「チェロは歌う」そのものなのでわたしの大事なマスコットである。
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