静岡から北海道行きイヌ連れフェリー考
イヌ連れで北海道に渡るのは結構厄介だが連れて行くしかない場合は何本かある航路を選ばなければならない。
わたしは20数年前からイヌ連れで夏の北海道に行っているので一番ベストな方法を紹介したいのだが、20数年前と比べると法令も船の構造も変わり最新の情報を網羅しているわけではない。例えば法令では、船が出港後は船倉のクルマに行くことができなくなっているから、おそらく長距離航路はクルマに残留システムはなくなり船内のどこかにペットルームを確保していて、そこのケージに押し込まれるのだと思う。
船によってはペットと同室の部屋が用意されているようだが、おそらくどの航路もワンちゃんの大きさを20kg以下に限定されていると思われるから大型犬は到底無理である。第一その場合はヒトはスイートルームの契約が必要なので、庶民には高嶺の花というものだ。
長距離航路はもう一つ問題がある。例えば八戸〜苫小牧の所要時間は7時間半位、新潟〜小樽は16時間位。それに加えて乗船時間、下船時間が合わせて2時間以上かかるから航行中の時間に2時間を加えなければならない。ケージで用を足せる子は問題ないがウチのこのように決して身近ではしない子もいる。ドックランを備えている船でもラブ2代にわたって一度もしたことがない。これは本人達も苦痛だろうが親も大変苦痛である。
特に夏の北海道行きはワンコにとっては地獄だろう。青森〜函館は4時間弱と乗船下船時間。いまでもペットルームは無いと思うので、ワンちゃんはクルマに残留となる。当然クルマの窓は開けなければならないし電池式の扇風機も必要となろう。それがかわいそうでよく大間までクルマで行ったが大間〜函館は1時間半ほど。まぁ、これならワンちゃんは我慢できるだろう。しかし、大間までクルマで行くのに1日分余分に日程がかかる。すなわち、フェリーの時間が短くなればなるほどクルマの運転が長くなり、フェリーの時間が長くなればクルマの運転は短くて済む。
わたしの場合は50代だった頃は青森や大間までクルマで走り、60代は八戸までクルマで走り、70代になったら新潟までクルマで走り現在に至る。
わたしの愛犬は9才になったラブ。今年は4月末に行ってきたが粗相はなかった。しかし、10才以上でそんな長時間耐えられるかどうかはデータがないからわからない。わたしは前立腺肥大で我慢できないので、愛犬にはこういう苦しみだけはさせたくないのだが・・・
さて、そんなわけでわたし達はここ2〜3年往復新潟〜小樽航路を使っている。ちょうど正午に出港なので明るいうちに景色を楽しめる。じきに見えてくるのが佐渡島。
そしてこの頃からスマホは電波が届かなくなり使えなくなるのがつらい。
どこの山かわからないが美しい雪山が見れるのもうれしい。
この船には露天風呂があるのだが見えるのは佐渡側で本土の山々は風呂からは見えない。
復路は小樽を17時に出航なので、美しい景色は夜中に通過してしまう。
アマティの目の前にドッグランがあるのだが、甲板上のヘリポートと併用している。もちろん土ではないので他のワンコの匂いもしないようで、用を足す気にはなれないようだ。
帰りのフェリーでは強風のためにドッグランは閉鎖されてしまった。冬の間も閉鎖だという。おそらく真夏は暑くて肉球を火傷してしまうのではないかと心配。
フェリーはわたし達には快適で気持ちよい振動とエンジン音のためスマホは通じぬとも快適に寝て過ごせる。しかし、ワンコは出航前の乗船時間ギリギリまでお散歩を繰り返し、到着し下船したら用足しに直行する。
さて、じっくり用を足したあとのお楽しみは、苫小牧には早朝から店を開いているマルトマ食堂がある。ここではおいしいホッキ貝丼が待っている。小樽は早朝に着くので9時までユックリお散歩するのもヨシ、復路は17時出航なのでお昼ご飯にもヨシ、時期によってシャコ、ウニ、毛ガニなど食べに三角市場がお勧め。
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