ハイエース犬連れ車中泊北海道旅行 その① 「人には会わない覚悟で!...」
わたしにはまだ生きているウチにやらねばならないことがある、体験しなければならないことがある、感動しなければならないことがある。
いつもそんなことを考えているウチに体力・身体能力は日に日に落ちていき昨年の秋はまさに最悪の状態で、いよいよ医者に勧められていた頸椎の手術をしなければと日程を決める決心に至った時「この薬を試してみよう」と進められたのがタリージェと言う薬で、飲んでみたら日に日に痛みはなくなり今や通常の生活ができるようになってきた。
そんなわけで今年になってからは快調な生活が続くも、先々は不安の連続であることには変わりはない。
さて、今やりたい最前線は何か?それは迷うことなく「もう一度5月初旬の北海道を見たい」であった。わたしは喜寿を迎え妻もまもなく喜寿である。目に入れても痛くない大型愛犬アマティも9才(ヒトで言えば還暦を超えている)となると[いつ何時何が起きてもおかしくない家族]だから、時間の余裕はあまりない。愛車ハイエースだってすでに14万キロに達しようとしているし、先代ハイエースから移設したベットだって14年も経ってギシギシ音がひどくなっている。
春の北海道で何を見たいかというと[神々の庭](トムラウシではない)、すなわち「一面に咲くブルーのエゾエンゴサクとカタクリの共演を生きている間にもう一度みたい」という悲鳴にも似た最後の望みである。なぜならそここそ天国への入り口だと思うからである(天国に行けるかどうかは別として)。
当初は高齢者のコロナ・ワクチンの接種は4月中に終わるとの発表があったから「ギリギリ間に合うな」と思っていたら、それが5月中となり6月中となり更に7月末となり、今日のニュースでは9月末には高齢者のワクチンは全て完了するとの発表があった。
おいおい、「昨年5月もコロナ禍のために断念したのに今年もか?」、「来年はコロナは静息するのか?わたしの体は大丈夫なのか?家内やアマティは?」と思うと今年決行するしかないか⁇ということになった。
5月の北海道の道央・道北がメインなので寒いことは承知している。2年前は-10°対応の寝袋を使ったが、安物のシュラフだったのでチャックが噛み、使いづらかったから今回は冬用羽毛布団と毛布を掛けることにした。大変寝やすかったし寒くはなかったのだが、このせまい室内で二人がフカフカの羽毛布団を用いるとカサが増すだけ窮屈になる。その上アマティが布団に入ってくるととても暖かくて気持ちいいのだが普通の体制では寝ることができない。
カセットガスコンロが2台この中で使うことができるから食事はなんとかなりそうなものだ。しかし、最大の欠点は車中泊は全て中腰で行動しなければならないことだ。
2年前は3週間の旅行だったがなんともなかったのに、今年は夫婦共に腰痛になり膏薬を張り合うというなんとも惨めなことになり、一応2週間という予定を変更して2日早く帰ってきた。
2年前にはこの時期、雪が降ったので今回も冬タイヤとタイヤチェンは持った(案の定何日かは雪に降られた)。服装は羽毛のジャケットが必需品。静岡の真冬と同じである。
クルマのベットの下は炊事道具、上は布団とか着替え服の鞄でびっしり。寝るときはこれらの荷物を運転席に移動して寝るスペースを確保する。アマティの席は運転席と助手席の間なのだが、寝るときは2列目のシートを倒すとアマティが背を伸ばして寝るスペースが生まれる。はずなのだがどうやら寒くなるとわたしたちの布団の中に潜り込んでくるようだ。
4月26日正午12時出発。北陸自動車道米山SA泊。(フェリーの出航が27日の正午なので出発時刻を決めるのが難しい)。静岡ー新潟の所要時間が6時間ほどなので27日に家を出るのはちょっと難しい。高速道路の夜間割引を狙って前日発とした。ただ、米山SAは環境はいいのだがトラックがたくさん泊まっていて夜中中うるさかった。
4月27日、正午新潟港から出港。
4月28日、朝の4時半に小樽着。浦臼町道の駅つるぬまの近くの浦臼神社近くの公園で車中泊。前回はここで1週間連泊したが今回は2泊。
4月30日、旭川市の男山の近くの道の駅とうま。さむかった〜
5月1・2日 健康の森近くの駐車場2泊
5月3日、幌加内の道の駅 雪見露天風呂が最高 極寒の地
5月4日、美瑛の道の駅「白金ピルケ」(あたりに雪が積もっている)
5月5日、新冠温泉、駐車場
5月6・7日、中札内の札内川園地キャンプ場2泊
5月8日、17時小樽を出港船中泊
5月9日、9:30新潟港着ー自宅着17:40 クルマの行程2440km 道内に限れば1520km
船中泊2日、道の駅3泊、某駐車場5泊、キャンプ場2泊、SA1泊
全13泊。道の駅嫌いが見て取れる。某駐車場と記しているのは許可を取って寝ているわけではないので、これ以上詳しく記することはできない。
また腰痛に苦しみながらも長距離運転できたのは、1枚目の写真に写っているレカロ・シートのおかげだと思う。
| 固定リンク | 0
「山野に咲く“花”」カテゴリの記事
- ドウダンツツジの紅葉(2024.11.29)
- 紅葉真っ盛り(2024.11.22)
- もう春の準備を!?(2024.11.18)
- 紅葉狩り(富士山編)(2024.11.18)
- イワシャジン満開(2024.11.11)
「“こだわり”特集」カテゴリの記事
- 祝い事(2024.11.26)
- 天然山いも II(2024.11.20)
- 大谷崩紅葉狩り 再挑戦(2024.11.17)
- 愛用カメラの大修理(SONY/Cyber-shot RX100VII)(2024.11.16)
- 玄米2俵(2024.11.08)
「四輪駆動車/HIACE/Jimny」カテゴリの記事
- ハイエース 左側面からの異音(2024.05.28)
- 萌黄色(2024.04.28)
- 林道 梅ヶ島温泉-安倍峠線はどうなってるの?(2024.04.28)
- ハイエース脱輪(2024.02.03)
- ハイエースで車中泊(2023.08.25)
「健康」カテゴリの記事
- 笹山ハイキング(2024.11.22)
- オドロキの犬サプリ(2024.08.31)
- 外科、形成外科、皮膚科(2024.08.27)
- 傘寿(2024.08.12)
- 一難去ってまた一難そしてまたまた一難(2024.07.23)
コメント