うっかりものの啓蟄行事
端から見ても自分でも毎日悠々自適な生活をしていると思っているのだが、これが結構忙しいらしい。時に大事なことを大忘れしてしまうのである。
我が家の啓蟄の儀はわたしが10才の時から70年近く続いている。それはここに松の大木を植えた年からずっと今まで絶えたことがない。
秋、虫が冬眠する頃にコモを巻き、このコモを土中と間違えて害虫が冬眠するので、春になって冬ごもりした虫が這い出る前にコモを焼くことを言う。
わたしは10才の時から毎年父がすることを見守り、父が死んでからはわたしが引き継いで行ってきたが、今年はすっかり忘れていた(3月5日)。
昨夜2週間遅れで思い出して今朝一番で松の木からコモを外して火を付けた。もう虫は這い出てもぬけの殻だったが、二十四節気の行事として執り行うしかない。
普通、動物は火を嫌うものだと思うのだが、アマティに関しては不思議と平気である。
キャンプのたき火も全く怖がらないでわたしと並んで暖をとっている。先代犬"Hana"は火が大嫌いで、以前青森の酸ヶ湯併設キャンプ場のバンガローでろうそくを灯したらバンガローから飛び出して逃げてしまい、途方に暮れたことがあった。それ以来"Hana"の前では決して火は焚かなかったものだ。
春の朝、ひなたぼっこしながらたき火に当たるアマティ。
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