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2020年11月 2日 (月)

栗粉餅

今年も「栗粉餅を作りながら食べる会」がやってきました。
振り返ればこの会も10年になりますが、なんせ年に1回だから、いくらいい職人さんの指導があってもなかなか上達するモノではありません。ましてや昨年からは職人さんがいなくなってしまったので、手探り状態で「あのときはああだった、この時はこうだった」と思い出しながらの作業です。
しかし、岐阜の名物「栗粉餅」十分に堪能してきました。
この箱詰めの栗粉餅はその会の副産物としてできたモノです。
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これが栗粉なのです。茹で栗を掘り出し、すり鉢で擦り、砂糖を加え(この砂糖の量が微妙なのですが)、それを力を入れて裏ごしします。
次が裏ごしが終わったばかりの栗粉の写真です。実はこの栗粉、ほんの数分で味が変わってしまうのです。したがって[賞味期限3分]という代物。
朝からの雨降りもあるけど、砂糖を入れることによって湿気を誘い、サラサラで口に入れるとス〜っと溶ける感触が数十秒しか持たない。また、すり鉢でする頻度にも影響するようで、あまり多くすってしまうと、やはり湿気を誘うようなのです。
あぁ、なんと贅沢なわたしたち。これぞ「喰いながら作る・作りながら食う」と言われれる極意なのです。

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さて、この栗粉を小さな餅片に着せなくてはなりません。栗粉を広げ箸を使って餅を栗粉の上を転がしながら、餅片の2〜3倍の大きさにになるまで厚着させてから口の中に頬張ります。
もう後は何も言えずただただ栗粉が口の中で溶けるのを味わい、そのあとは餅を噛んで栗粉と攪拌させます。あ〜、あの食感を思い出してしまったぁ!

さて、3分経つとこの栗粉の山も湿気を呼び美味しくなくなりますから、あとは箱詰めをしてマゴたちのお土産を作ります。

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