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2020年9月 9日 (水)

駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)

厳しい岩場に咲くスルガジョウロウホトトギスは大変な思いをしないと会うことができません。昨年の台風で恐らく崩落が起きたであろうから余り期待していなかったのですが、見事な咲きぶりを目にしました。
ただし、やはり崩落がアチコチに起き、見やすい株は岩と一緒に崩れ落ちていました。
遙か上の方には大きな群落がまっ黄色に見えるので、カメラをズボンのポケットに入れて登って行きました。カアサンが下で「やめて〜やめて〜」と叫んでいます。それでも強行したわたしも余りの恐さに「まもなく喜寿のバカがやることじゃね〜な」と何度思ったことか!... 

途中、足を滑らせ(スパイク付きの長靴を履いている)岩と木の根にぶら下がってしまい、何年ぶりかで悲鳴を上げてもうダメかと覚悟した瞬間があった。さいわい片足が岩に引っかかってくれたので助かったのだが……
結局群生地には行けずにもう1つの群生地に向かうもやはり断念。
そこでフと目を上げると3つ目のこの群生地を見つけた。
なんとか近づいたものの足場が悪く、怖くてカメラをポケットから取り出せなかったり、狙う構図で撮れなかったり散々の目に遭ったが、なんとか10数m下の河原に無事降りることができた。まるで奇跡の生還のような体験!...

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次の2枚は、遙か下に見える沢を移し込みたいと思ったが、
なんとか写っている気がするが……

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ことしは見事な咲き方です……10年以上かよって最高かも知れない。
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山野に咲く“花”」カテゴリの記事

コメント

見事な撮影ですね!
これ程の駿河ジョウロウの群落は見た事がありませんし、群落と言える個体群の存在に嬉しいですし驚きました。
ただ…相当危険だったと思います。絶対ご無理なさらずように…。
近隣に甲斐ジョウロウや愛鷹ジョウロウがありますが、分類的に同一の意見もあるようです。いずれも花被弁に、僅かな毛があるかどうか?で、駿河ジョウロウが自生する山の名が、毛が無い山ですから、分類学者もこんがらがっている様子です。
紀伊と土佐のジョウロウは葉で分かりますが、駿河と甲斐は同一かどうか分かりません。かなり前に、甲斐ジョウロウを保存栽培してほしい、と頼まれ渋々承知しました。
結果、甲斐ジョウロウは枝分かれして開花に至る、でした。しかし、枝分かれしても、花数は駿河同様で見た目は変わりません。特殊な鉢と培養土で保存栽培していましたが、現在の東京 世田谷では栽培など無理です。
愛鷹ジョウロウなる植物は、あるとか無いとかでした。当時所属していた植物趣味の会から、愛鷹山にジョウロウが自生しているかどうか調べてほしいと言われ、2000年~2003年にかけて単独調査しました。
確かに愛鷹ジョウロウは存在していましたが、僕は「無い」と報告しました。
観察するには、非常に危険であり、崖の質も脆くて、愛鷹山を知らないと命の危険がある、だから「無い」方が良いのです。
見つけた時は、その嬉しさもあり、風化し脆くなった崖でも、慣れていれば登れますが、下りは危険です。僕は、山で初めて死の覚悟をしました。
傾斜50度、灌木に掴まりながら尻落ちすれば助かりますが、崖にはイワシャジンやウチョウラン、コイワザクラがあり尻落ちすれば、他の植物たちが犠牲になります。
とんでもない所へ登ってしまった…と後悔しながら、ゆっくりと降り命拾いしました。
とにかく怖く、愛鷹ジョウロウなど、そんなマニアックな調査など、どうでもいいと思いました。
先生のブログは魅力ですが、危険な撮影はなさらずに、どうぞお願いします。
ご年齢とか肉体的な事ではありません。
時を経て、知っていた山の地質が脆くなるのは摂理です。
万が一、先生が山で怪我をされたら、と心配する方々が多いと思います。
天城に、ヒナチドリが多産する箇所があり、行きたいのですが、沢登りが危険で行けません。毎年、ヒナチドリの季節になると夢をみるのですが、行かないでいます。

投稿: 東宝自衛隊 | 2020年9月11日 (金) 01:34

東宝自衛隊殿

ご心配かけてしまってすみません。ボクも年甲斐も無いことをやったものです。
しかし、頭上のジョウロウホトトギスの群落を見ると、どうしても自分を抑えられませんでした。
行きはよいよい帰りは恐い〜♫、もういいです。今後あの場所を訪れることも無いと思います。
ウチョウランは岩場ですから、登ろうという気は起きないんですがね。
天城のヒナチドリですか、いいですねぇ!でも、天城は険しいですよね!...
今年は想像できないスルガジョウロウホトトギスの群落が見えたので、大満足でここを訪れるのは終わります。
ただ、アマティは大喜び名場所なので、犬の水遊び目的で行くかも知れませんが……

投稿: yopi | 2020年9月11日 (金) 20:32

先生
偶然、見つけました!
以下、自生情報ですので、乱獲防止&ネットのワード検索での情報漏洩防止のため、伏せ字を使用しますが、お伝えできるかと…。
僕のコメントにある伊豆の山の〇〇千鳥に関してです。
Googleで、天〇山 〇〇チドリ と検索してみてください。もしくは同じ検索ワードで画像検索しますと「苔の庭」と題した山行ブログが見つかると思います。Umiさんという方のブログです。
この方、なんと今年の7月に、例の植物を見つけ撮影されています!
場所はブログで詳細を…。
僕が〇〇山=正確には〇〇山地の稜線で見たのは1980年代、小学生低学年の頃です。
〇〇山の杉の巨木、確か太郎スギがある谷から登りますと稜線の登山道に出ます。
谷には川沿いに道がありますが、稜線近くで道は無くなり、小学生低学年でも可能な程度の沢登りをして稜線の登山道に出られました。稜線近くで沢登りから小さな崖を登った記憶があります。
稜線の登山道へ出ましたら、左側の登山道へ行きます。付近はブナの古木が多いです。それら古木には、シノブやギボウシなどの着生植物たちが多く、特に風雨が強い荒天のあとなどは、登山道に着生植物が落ちていました。
当然、折れた枝や倒れた古木もあります。
それらに当該植物である〇〇チドリが咲いているわけです。
落下した個体が多いことから、自生数は相当だろうと思います。
しかし、当時は野生ランブームでエビネまでもが乱獲で姿を消していた時代ですから、チドリの名の植物など荒天で落ちれば、たちまち採取されるだろう、と思っていました。
ですから、苔の庭のブログを偶然に見つけた時は、今年の撮影ですから、とても驚きましたし、まだ生きていてくれたのか!と嬉しかったです。
着生植物の多くは、落下してしまうと、自然下でもやがては枯死します。
ですから、落下した当該植物を、現在の僕が見つけましたら、救う気持ちで持ち帰るか迷います。救うとしたら、まず栽培し人工受粉させタネを自生地で撒くのがベストかと思います。しかし、今の東京では受粉させる栽培も不可能でしょう…。
小学生低学年の僕が、伊豆の山奥で当該植物を見つけたのは、実家近くの園芸店で植物好きなお爺さんとの出会いがきっかけです。当時、お元気でも高齢な方で、若い頃は神田の郵便局員で、宿直の時に真夜中に軍靴の音で目覚め、雪の街を見ていたら陸軍の行進を目撃、226事件を生で見た方でした。
そのお爺さんが、シダのシノブがお好きで、落下した個体を拾い育てていたら、シノブの根に虫のタマゴのようなモノを見つけ、最初は念入りに潰していたが面倒になり、そのままにしていたら、ピンクの美花が咲いた!しかし名前も分からないので、園芸店へ尋ねに来た、そこに偶々僕がいて、これは〇〇です、と即答したので、なんだ!このガキは!と思ったそうで、以降は孫のように可愛がって下さったのです。
当時、80を越えていたお年寄りのアッシー君と植物バカのクソガキが意気投合して、あちらこちらの植物観察をしていたんです。
後年、有名な杉の巨木がある谷で、春には普通のニリンソウが咲くのですが、かなり小型のニリンソウもありました。それはア〇ギイチゲ A.amagisansis Honda として分類されています。

自生情報は、以前同様に先生へはメールでお知らせしたかったのですが、端末を新しくし、まだ設定が終わらずメアド設定もできていませんので、コメントとして送信しています。
僕のgmailは、そのままですから、ご不明ならばお知らせくださいませ。

投稿: 東宝自衛隊 | 2020年9月14日 (月) 23:36

東宝自衛官殿

そうなんですか、天〇山 〇〇チドリ が健在なんですね!
昔見た花が同じ所に咲いているってうれしいですよね。
レポート読みながら「来年の7月は」って思ったけれど、
天〇山はもうわたしの体力では無理だ。
やはり若い頃ため込んだ宝物はいいですねぇ。
「いつかもう一度」って思わせてくれるだけで楽しいことです。

投稿: yopi | 2020年9月19日 (土) 17:46

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