認知機能検査
この通知が来たのは先月末だった。この葉書の内容は不親切であまりよく飲み込めなかったが、後期高齢者(75歳以上)のわたしが来年1月末に有効期限となる自動車運転免許証更新時に必要な講習であることは想像が付く。
わたしは3年前(2017.11.30)高齢者講習を受けていたので「あぁ、あれかぁ」と思って古巣の[静岡県自動車学校](この場合母校とは言わないだろうな…)に出かけた。
しかし、そこで待っていたものは想像と全く違い[認知機能検査]だった。
わたしはこの手のものは全く身体が受け付けない。このクソ暑いときに何と言うことをさせるんだ!...と内心思ったが「精神的な機能障害」と診断され免許証が発行されなくなっては困るので、耐え難きを堪耐え忍び難きを忍び、おとなしく検査を受けることにした。
なぜ受け付けないというかというと、問題があまりにもヒトを食った内容だからだ。問題は4問あって
①今日の年、月、日、曜日、今の時刻を書き入れろ。
②16種類のイラストを見せられ、隠された後それらを思いだして記述。
③時計の絵を描き11:10の針を書き込む。
④数字の羅列の中からある数を抽出する問題。
これが認知機能検査の内容である(話しには聞いたことがあることを途中で思いだした)
①について、わたしはほとんど答えられない。わたしの生活上何も知らなくても困ることは無いし興味も無い。どうしても必要なことはスマホのカレンダーの中に入っているから、それを見ればいい。
②これはわたしには鬼門であって、今の自分に無意味なものを記憶する能力は0に等しい。案の定16問中6問しか答えられなかった。
③時間に関しては唯一必要性があるので正確に書けたはずである。
④数字の問題は記憶とか能力を調べるのでは無く、反射機能を調べるものかも知れない。これは頭を使わないからどうでもいい。
採点が終わり、次の通知書をもらった。
しかし[5人に1人は認知症]になると言われている将来、今日渡された[認知機能検査結果通知書]を見てゾッとした。
戦時中の新聞でもあるまいし、全ての漢字に振り仮名が付けられていることである。将来わたしたちの5人に1人はひらがな以外の漢字は’読めなくなることを予告している。
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