2020年6月
2020年6月30日 (火)
2020年6月29日 (月)
驚きの羽蝶蘭
この日、ウチョウランを探すことなど全く考えていなかったが、偶然にも野生のウチョウランの群生地を見つけた。世の中、こういうことがあるからおもしろい!...
場所は2日前と同じ宇蓮山山系の一部。花とは全く違う目的で年に6回ほどは通っている林道。すなわち何度も通っているのに全く気付かず通り過ぎていた場所だった。
林道とは言うものの、すごいダートで片側は壁、反対側は谷。落石・落木は日常茶飯事(自分でどかして進む)。
さらに、数年前の台風で全く通行止めとなり(わたしの4駆で何度も挑戦したが断念している)、今年の早春何年ぶりかで開通した恐ろしい所。こんな所で脇見運転など出来ようはずも無いから、今まで誰にも見つからずにきたのだろう。
山野草ブームの時にはこの野草を盗掘するのに失敗して各地で犠牲者が出たというから、充分納得できる。
そんなところで全く偶然見つけた群生地。長く生きた甲斐があった!...
2020年6月28日 (日)
知多半島にシャコを食いに!...
昨年の4・5月、北海道旅行の総締めくくりに小樽で食べたシャコ。
わたしはゲテモノは好きだがシャコだけは食う気にもならなかったのだが、一旦口にしてしまうとこの美味しさに取り付かれた。
今年も喰いに行く予定だったが新コロナウイルスのために断念しざるを得なくなった。
そこで、いまでも水揚げがあるという知多半島の先っぽにシャコを食いに出かけるのが、今回の滞在の2つ目の目的であった。
予約してあったので、皿に並べられて出てきたシャコにビックリ!...
なんとまぁ小さく可愛らしいこと……
しかも皮を剥いてないので、自分で剥きながら喰わねばならない。
ヘタをすると身が無くなる。
待望のシャコも食った気がしなかった!...
伊勢湾に来たんだから[伊勢海老を造って貰おう]
かなり大きな海老だった。
こんなに旨いものを頂くんだから、別荘で繁っている生山葵を持ってくればよかった。
伊勢海老の皿の写真を撮り終わったら、海老の殻を持って行かれ、こんな味噌汁が出てきた。これが旨い。身もたっぷり付いている。
鍋のママ持ってきてくれたので、2人で3杯ずつたっぷり頂くことが出来た。
やっとご飯がカサゴの煮物と共に出てきたのだが、このカサゴの味付けが最高!...
身もぎっしりだし皮もトロトロ。知多半島は初めてだったが、いいねぇ!... また、行きたい……
2020年6月27日 (土)
一日中 “羽蝶蘭”
今回の別荘(とは名ばかりだが)滞在の大きな目的の1つが野生のウチョウランを訪ねることである。きょうは目星を付けて置いた3カ所を歩くことにした。
まず、1カ所目。アマティは沢に浸かりながら登るからいいが、高温多湿な今日は全身ビショ濡れになりながらたどり着く。
到着するなりピンク色の花が目に入ったが、色が薄いぞ!...
まともにピンクなのは1枚目だけであとは白っぽさが目立つ。
おそらくだが、開花したばかりは白っぽく、徐々に赤紫が濃くなっていくのかも知れない。
この1枚目はツボミもあり立派な株だが、岩に張り付いている感じでなく厚い腐葉土の上なので、回りの草が多すぎて閉口。
2枚目と3枚目は同じ個体だが、白さが目立つ。
この辺りは小さな株がいくつも花を付けていたが、咲きそろうのは1週間以上後だろう。
このウチョウランは実は危険な所に咲く秘密の場所だったのだが、ここ2年間は花はおろか芽も出ていなかったので、誰かに盗掘されたと思い込んでいたが、今回3年ぶりで会うことができた。こういうこともあるんだ!...気ままな野生植物の実態かも知れない。この近くにも数本の大きな株が固まっているところがあったのだが、今年もそこには何も生えていなかった。来年に期待を繋ぐことが出来るんだろうか?…
来るのが1週間ほど早すぎたが大満足で次の2番目の場所に向かう。
この山にはウチョウランが昔から沢山生えているのだが、最近は近づける株はめったに無い。ちょっと不思議な雰囲気になっているが、崖っぷちに咲いている遙か下の背景は水面。
暑くてこれ以上歩く気がしないので3カ所目に向かう。
ここぞ、ウチョウランの名所みたいなところだが、ほとんど危険な所でそばに寄ることはできない。
例年木に登って岩に張り付く立派なウチョウランを撮っていたが、今年は何と言うことか貧弱な株が風に揺れ、カメラを向ける気もしなかった。
しかし、歩道のすぐ側でこんな株を見つけることができたのは幸いだった。
ただ、岩に取り付いているのでは無く土の上に咲いているので回りの草もよく生育していてジャマ!...
このようにして今回の滞在の最も大きな目的を果たせ、満足することが出来たのはラッキー。
2020年6月26日 (金)
滝遊び ④
この滝は小屋から30分はかかるが、水量が豊富で滝壺はえぐれて深いが透明度が高いので底まで見えている。(落差はあまりない)
実はこの滝壺、アマティが初めて飛び込むのを躊躇した曰く付きのプールでもある(写真1枚目)。
アマティはビーバーの申し子と言っていいくらい泳ぐのが得意で、大きな川も急流も平気で遡上するパワーを持っていた。しかし、あるとき滝壺に巻き込まれ泡の中で怖い思いをして以来、白い泡の中にはめったに近づかなくなったことは、イヌもやはり学ぶんだと感動したモノだ。
そのアマティが8才半にして初めて深いプールに飛び込むのを嫌がるようになった。エライと思う。自分の体力を過信し山に行くたびにアチコチ痛くなる彼のトウサンよりは遙かにリコウだ!...
一旦深い滝壺に入ってしまえば、あとはもう全く不安は無いらしい。
アマティ8才半。順調にいい年を取っている!...
2020年6月25日 (木)
思い出の車[スバルレ オーネ 1600 4WD エステートバン]
スバルレ オーネ 1600 4WD エステートバンが発売になったのは1977年春のことだった。とうじのわたしは出たばかりの[日産チェリーFII 1200クーペ]を買って、初めて乗るFFのクルマに感動して林道を走り回っていた頃、4WDの文字が飛び込んできてガマン出来なくなり試乗車に飛び乗った。まさにライオンが獲物を追って駆け巡る感覚を持った。
いわゆるスバルレガシーの前身であり、4WD乗用車タイプ(ジープタイプでは無い量産車)の世界の先駆け(アウディクワトロよりも前)で、RVとかSUVの原型を作ったクルマである。
まさに4WDのライトバンがあることなど認知されていない時代のクルマであった。職場の先輩は「わざわざライトバンの新車を買ったの」と呆れさせたのを憶えている。
わたしが海岸の砂浜を走っていたら「ライトバンが走っている」のを見て自分の乗用車も走れると思って海岸に突っ込んだ直後に動けなくなってしまった。牽引を頼まれたらクラッチが焼けてしまうと思い、無視して早々に引き上げた思い出がある。
1977年のこの時よりわたしは4WDの愛好家となり、今に続いている。
大変懐かしい写真が出てきた。当時の年賀状用の家族写真である。
もちろんフィルム時代で。自宅の暗室で夜な夜な現像した。
県内の林道は全て走り尽くした気でいる。(当時は林道にゲートはほとんどなかった)
わたしとしては初めての4ドア車(5ドア)で、家族もアウトドアによく付き合ってくれた。いまやこの子たちも50近い。
2020年6月24日 (水)
今日の朝食
最近、家庭菜園の野菜たちが鈴なり状態です。わが家の食卓は自給自足状態。
毎日の食事は新鮮野菜ずくめでおいしいおいしい。
苦労した甲斐がありました。
わたしが夏野菜で最も好きなのはキュウリです。
前後3枚の写真はどれもキュウリですが、最も好きなのは前の生キュウリにニンニク味噌を付けて頂く喰い方です。特に写真のようにトゲトゲのキュウリがおいしい。
次の2枚は茄子です。今朝は無かったけれど、わたしが好きなのは焼きナスに甘味噌を付けて頂く食べ方です。
シシトウとピーマンもおいしいし、トマトもおいしい。
野菜は作り方が少々へたでも、新鮮と言うだけで最高においしいのです。
かといって、決してヴェジタリアンになった訳では無く、夕飯は肉や魚を頂きます。いま、カツオがおいしいですよね〜!...
2020年6月20日 (土)
先代犬“Hana” や〜ぃ!...
先代犬、黒ラブの“Hana” ちゃんは、アマティの何十倍もの本格的登山犬でした。
アマティもそれに次いで登山犬に育て上げるつもりでしたが、もうその頃にはわたしたちの体力が以前のように持たなくなっていました。
その後アマティとわたしたちは登山犬“Hana” の遺骨を一握り持って、“Hana” と共に登った山に散骨してきました。
今週は黒岳と三ッ峠にお参りすることが出来ました。
この大木の下に“Hana” は眠っています。ここまで登ると「Hanaちゃ〜ん、きたよ〜」と声をかけ、帰りには「またくるね〜」と声をかけます。
アマティが首に巻いているのはサルオガセで作った首輪です。
これは4日前に登った三ッ峠山頂です。この碑の下にも“Hana” は眠っています。誰もいなかったので大きな声をかけました。
わたしの帽子に付いているのは、ここは虫が多いので虫除けネットです。
2020年6月19日 (金)
2020年6月16日 (火)
脱走兵を探せ!!
絶滅危惧種の花は是非とも保護し、マゴ・ヒマゴの代まで見せてやりたい物です。
わたしも貴重な群生地が絶滅してしまった場所を何カ所と無く見てきました。
その大きな原因は野草愛好家による盗掘、気候変化、野生動物による食害、撮影マニアによる踏み固め、等々沢山上げられます。
従って、保護は大切なことだと思います。しかし、やはり保護された動植物は自然のママのものでは無い。
わたしたちは隈無く歩くことによって保護から脱走した野生植物との出会いに感動することがあります。今回も以前見つけた辺りを探してみました。そうしたらなんととんでもない物を見つけてしまった。
食害としては最もたちの悪い鹿です。しかも鹿の子、そうバンビちゃんを見つけてしまった。ちょうど洞穴のようなくぼんだ場所でバンビが動けずジーッと息を殺しているのです。その目つきは「お願い、助けて」と言っています。
アマティはというと、地面をクンクンしながらも目の前のバンビを無視しているではありませんか!...(以前山の中で猪の子ウリ坊に出あったときもウリ坊は気配を消しながらうずくまっていて、アマティは全く無視して前を通り過ぎたことがある)
わたしは以前、ウリ坊を山の中で見つけて掴まそうと追いかけたら、母猪に追いかけられたことがある経験から、何処かでこの様子を見張っているはず!! そんなわけで、ここで鹿退治する訳にもいかずアマティと共にこの場を後にしました とさ。
2020年6月15日 (月)
2020年6月14日 (日)
神対応のmont-bell
今のわたしは、履き物はスニーカーが一足あればいい(長靴も必需品だが)。犬の散歩も山登りも旅行もほぼ全部1足のスニーカーで済ませている。
わたしの足にぴったりあう30年以上使っている最善のスニーカーがあるのだが(LOWA レネゲード GTX ロー ワイド)、3万円を超す値段となってしまい、1年で買い換えねばならないので少しツライのである。
で、昨年は思い切ってmont-bell にしてみたのだが、どうも足が当たるので店に相談に行った。そしたら女性の定員が「お客様の足に合うmont-bell の靴はこれだけです」と言ってグレーの靴を持ってきた。ボクはすかさず「そんな色はイヤだ」と言ったら「お客様の足はこの部分が広がっていることと、アーチが少なく指先が上を向いているので、mont-bell の靴は合いません」さらに「お客様に合う靴は好日山荘に売っているシリオかキャラバンを履いてみてください」と説得されてしまった。確かにわたしの足はバンビロで扁平足で今どきの若者の足とは全く違うのは知っている。わたしを傷つけまいと一生懸命、他店の靴を進めるこの女性の神対応に感動した。
そんなわけで、今回はシリオのスニーカーにしてみた。予算の半額である。
公園にモリアオガエルが産卵
静岡市葵区の中央部にある大きな公園の池の上にモリアオガエルの卵袋があるとの情報を得て、今朝は飛び起きて見に行ってきた。
ところが、おぉ、何と言うことでしょう。泡巣が全部池の中に落ちていました。池の中と言っても、丁度池の清掃時期に当たり水を抜いて乾燥させていたのです。
昨夜来の雨が落としたのか(静岡はそんなにヒドイ雨では無かったと思うが)、池の水が抜いてあるので子どもが中に入って落としたのかわからないが、2つの泡巣が下に落ちていました。
落ちた巣には卵が確認できますが、まだまだオタマジャクシには生育していないまま、水を抜かれた池の底に散乱していました。この卵から見ると数日前に散乱したと思われますが、静岡市の公園管理者はなんで、こんな時に水を抜いたのでしょう?… こんなになる前になんとか出来なかったのでしょうか?
静岡県では準絶滅危惧種になっていますが、大変貴重な蛙で、街中で見ることは滅多にありません。産卵の様子は1匹の♀に数匹の♂が群がって泡を発生させる大変ドラマチックな逆ハーレムは見ているものを感動させます。
たいへん可哀想な、残念な思いです。来年はなんとか育てたいですね……
2020年6月13日 (土)
カーゴパンツ
いわゆるGパンはわたしが高校生の頃はやりだし、オシャレな友だちはわれもわれもとGパンを履いている時代だった。
しかし、わたしはGパンになじめず「こんなモノは一生履かない」と豪語していたが、30才を過ぎアウトドアを始めるようになると、わたしもGパンを履くようになった。しかし、39年間の教員生活でGパンで授業をした覚えはない。
そんなわたしもリタイヤ後は窮屈なGパンは履かなくなり、スーツもジャケットも着なくなり、今はゴク気楽なものしか着なくなって久しい。
なかでもズボンはカーゴパンツのみで、冬用・春秋用は充分持っているのだが、夏用が少ないので1本買い足した。
なぜカーゴパンツにこだわっているからかと言うと、ポケットが6つあるからだ(普通は4つ)。特に両腿の外側にある大きなポケットが大変便利。(普通この大きなポケットは2重構造になっていてマチが付いているのでかなり大きな物も入る)
大きなサイフとかスマホとか、わたしの場合はコンパクトデジカメをここに入れる。
特にサイフやスマホは他のポケットに入れるとクルマの運転中は取り出せない。特にわたしのレカロシートは全く無理だからありがたいズボンである。
さて、このmont-bell の夏用のカーゴパンツ、実は膝上から下が外れて半ズボンになるタイプ。これは大変便利。半ズボンにしないまでもチャックを半分開けるだけで涼しくなる。
ところで、さっそくチャックを開こうとして驚いた。「ん?… なんだ?…、チャックが開かない!...」
完全な縫製ミスである。写真を見ればそれは明らかだ。
mont-bell は絶対に信頼していたメーカーだけにガックリして翌日(今日)「何と言うことだ」とクレームを入れにいったら店員が平身低頭し最善を尽くしてくれて交換して貰った。めったに無いミスだとは思うが、ここまでのチェックは店頭ではなかなか出来るものでない。
2020年6月12日 (金)
Imabari Muffler
わたしは頸椎を痛めていて始終首がイタイ!! 原因はわからないが ①姿勢が悪い
②若い頃無理をしすぎた ③老化 等が考えられる。
首が冷えるとよくないので、冬の間はタートルネックのシャツが離せなかったし、春はネックウォーマーを着けていた。しかし、夏がきて「さて、困った」となった。
暑くて首には巻いていられないけど、冷えるとよくない。今までは日本手ぬぐいやタオルを巻いていたが、どちらも長さが充分に無いので巻き方を緩めたり閉めたりして体温調節するのが難しい。風が吹くと飛んで行ってしまったりする。
そこで目に付いたのが写真の“今治マフラー“。タオルショールとかタオルマフラーとも言われ、かなり豊富な品が売られていた。今年もこの3色を取り寄せた。
長さは160cmあるからかなり自由に巻き付けることが出来る。スポーツタオルと違って生地は薄く幅があるので体温調節も自由に出来る。色は草木染めで自然感満載。
mont-bell にブルーのタオルを巻いて行ったら女店員に「藍染めのショール、ステキですね!」と言われて照れてしまったわたし。
2020年6月10日 (水)
2020年6月 8日 (月)
2020年6月 5日 (金)
2020年6月 4日 (木)
チェロとアマティ
「チェロとアマティ」なんてタイトルで書き出すと「あれ? アマティのチェロなんてあるのかな?…」と思うかも知れないが、どうやら現存するらしい(ニコラ、アンドレア)。
どんな音がするのかぜひ弾いてみたいものだがそれは置いといて、これはわたしの愛犬“Amati”の物語である。
この子は生まれたときからチェロの音がするお宅に育ち、生後3ヶ月でチェロ弾きのわたしの家にやってきた。チェロの音色を子守歌として育ち、いまや8才半を迎えたチョコレート色のラブラドール・レトリーバーである。
だからだろうか、この子はチェロのどんな音にも反応を示さず(チェロは柔らかい優しい音がするが、それだけでは無く荒々しく力強い音もするのだが)、うるさがる様子も遠吠えをすることも無く、わたしがチェロを弾き出すとこの部屋に入ってきてくつろぎ始める。その姿は余りにも可愛らしく更に嬉しい。
チェロにここまで近づくと、耳のいい犬のことだから弓に塗った松ヤニが飛び散る音や、松ヤニでスチール線を引っ掻く雑音もビンビン聞こえてくるだろうし、時には音程が外れたり音がかすれたりしても怒らずにおとなしくしていてくれるだけでありがたいことである。
わたしが一日の練習を終え、4本の弦にこびり付いた松ヤニの粉をタオルで拭き取るときに[ギャッ]というけたたましい音がする。わたしにとってはこの雑音は「さぁ、今日の練習は終わり」という気持ちの切り替え音であり大好きな音なのだが、弦楽器をやらない人には全く理解できないらしい。
ところでアマティは、この音にだけには反応し、ピクッとしてわたしをにらみ付けたあと「さて、トウチャンと遊んでやろう」と思ってか、立ち上がってわたしにまとい付く。