春の妖精
やはりこの花が咲き出してやっと春がきたと言える[春の妖精]カタクリ。どんなに待ち遠しく思ったことか!...
花言葉はうつむいて咲くところから「初恋」だという。
いまさら初恋に関して述べる気は毛頭ないが、カタクリはわたしの初恋の花で、冨成忠夫の「春の花」の表紙を見て以来どうしても会いたくなって山野をかけずり回って3年余。やっと自然の中でカタクリを見つけて以降30年間絶えることなく会い続けてきた唯一の花である。
なお、花言葉のもう一つに「寂しさに耐える」というのがあるそうだが、これならわたしにも体感出来る!!
わたしの花を愛する基準は①ピンクの花 ②ポツンと咲く花 ③うつむいて咲く花 が優先される。その点カタクリは3拍子揃っている。
カタクリのもう一つの魅力は、下から反り返った花を覗き上げて貰いたい。花びらの芯にもう一つの花びらが描かれている。
桜の花びらに似ているが、この模様はよく見ると個体差があって決して同一ではない。
桜の花びらに似ているが、この模様はよく見ると個体差があって決して同一ではない。
さらにこの写真の茶色のシベを拡大して見ていただきたい。ここにはまだ蜂も蝶もやってきた痕跡がない。これぞまさしく新鮮さの証明であり、汚れのない美しさは「初恋」と呼ばれる所以であろう。
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