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2019年2月 6日 (水)

きんかんジャム

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先月「きんかんジャム」をいただき、そのおいしさに驚いて自分でもできないかと挑戦して4度目となる。ちょっとした条件で出来映えが変わるのだが、やはりなんと言ってもキンカンの素材が大きい。
右の写真の糖度20度というキンカンは見事だった。甘いし美しいし、これ以上のキンカンは他にはあるまい。
だがまてよ、今の果物は甘いのが取り柄で酸っぱさは評価されていない。イチゴしかり、リンゴしかし、ミカンしかり、ブドウしかり、挙げ句の果て野菜まで甘さが評価されているほど重要となっているが、キンカンなんてあの酸っぱさとほろ苦さが何とも言えない魅力なのに… と、寂しさを感じる。

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ジャムに酸っぱさを求めるならお酢やレモンを加えればいい。確かにそうかも知れない。が、わたしはそれを素材に求めた。その辺の農家の庭に生えているような「こん太」のようなキンカン園による栽培品ではない雑種なら酸っぱさが残っているはず。
それで無人販売とかスーパーの一番安いキンカンを買って来て煮てみた。
それが上の写真で見てすぐ解るように左が「こん太」で右が雑種で安いヤツ。左は甘く美しく雑味がない純粋なきんかんジャム。右は砂糖を入れてあるからもちろん甘いが酸味も豊富でほろ苦さもしっかりあり雑味も多く、色も汚く粒が小さく、ジャムとかお菓子には適さないということが解った。うまいマズイで言えば右はうまくない!...
しかし、今や失ってしまった酸味やほろ苦さが楽しめることに大いに存在価値がある。
わたしは写真のように同じ皿にだし、珈琲の受け菓子として交互に食べることにしている。

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