竜爪山 忘年山行
この時期は毎年恒例のお正月用コーヒーの水汲みと、シモバシラ探しのために竜爪山に登る習慣がある。カアサンはお節料理の仕事があるのでアマティと二人だけである。
こんな上天気だからハイカーが押し寄せるが、幸いなことに日本一おいしい岩清水もシモバシラも秘密のルートなので、リードは離したまま貸切状態で楽しめる。(山頂は座るところがないほどの混雑だった)
直登ルートなので急な登りの連続だが、山頂に着いたとたんこのようなステキな富士山が迎えてくれた。
竜爪山はメインルート以外は意外と遭難者が多いので気を付けなければいけないが、わたしは何十回も登っているルートなので、こんな通行禁止ルートにも入っていく。(装備もGPSも完璧)
帰り道で日本一おいしい岩清水を汲んで帰るのだが、わたしは6リットル、アマティは1リットルを背負って下山する。
アマティはわたしの体重の半分のくせに1リットルだが、わたしの6リットルは今年はかなり響いた。途中で何度捨てようと思ったか解らなかったほどだ。しかし、その度に黒ラブの‘Hana’ちゃん(30キロ)を富士山頂からオンブして降ろしたことや、山岳自転車(10キロ)を担いで赤石岳や富士山に登ったことを思い出しながら、この6リットルをなんとか持ち帰ろうと奮い立たせた。
下りだというのに足が前に出ない。10歩進む毎に休憩し、30分で登ってこれるところを40分も掛けてなんとか下った。その間アマティはわたしの様子を不審に思い(犬はこういう所はすごくデリケート)、いつもはわたしの前を歩るき「トーサン遅いよ」という顔しているのに、今日は後から心配そうに見守っている姿に嬉しさと勇気がわき出る。
でまぁ、無事に家にたどり着き、いまコーヒーを飲んだところである。岩清水で淹れたコーヒーはゴクまろやかになって大変おいしい。
しかし、来年はもうダメだと心に誓った。これ以上は危険! そうだ、来年は4リットルにしよう。(覚えていればいいのだがまたこの悲劇を繰り返したくない)
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