喰いながら作る栗粉餅
この富士山様のものは栗を裏ごししたものです。裏ごし器で濾していくと自然に富士山が出来るのです。この形が美しいほどうまく濾せたといえます。
実はこの裏ごしは濾してから数分間が1番おいしいときだと言うことを知っているのはゴク限られた人だけです。すなわち、作った人で無ければこのおいしさを知りません。
ことしも、この栗を「作りながら食べるor食べながら作る」機会がなんとか持てました。
というのも、毎年栗の時期に招待して頂いた栗子餅作りの職人さんが3月に突然亡くなってしまったのでした。で、その職人さんとその方のお嬢様(わたしの教え子)がなんとか協力して、[栗子餅を再現する会]を開くことが出来たのです。
さて、栗粉までは出来ました。ここからが大問題なのです。まずは餅の水の分量から砂糖の微妙な量まで試行錯誤が繰り返され、最も難しい餅に栗粉をまぶす作業までなんとか形を見ることができました。
お母様は栗子餅の作り方に関して何も残さずに急に逝かれてしまいましたが、わたしたちは毎年10年近く毎年、お母様の職人技を見ながら食べる専門でしたが、なんとかなんとか以前と同じものを作ることが出来ました。感謝・感謝です。
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