センブリのモジャモジャ

イヌセンブリを初めて見た時に、このモジャモジャに驚き、わたしの無精髭と相まっていっぺんに虜となってしまった。
このモジャモジャがなんという名前なのか、どういう働きをするのか、いまだに解らないがとにかく大変親近感を覚える。
センブリ
これぞ普通のセンブリで、こどもの頃よくオバアチャンに飲まされた記憶がある。たぶん胃腸の薬だろうが、ものすごく苦くて子どもには無理だ。最近道の駅で乾燥センブリの束を売っているのをよく見かける。
センブリのモジャモジャはモジャモジャではなく、ツンツンといった感じか。
ムラサキセンブリ
センブリやイヌセンブリがほぼ白いので、ムラサキセンブリは大変美しく感じる。
かなり濃い紫からブルーまである。
ムラサキセンブリのモジャモジャはイヌセンブリに次いで多いからうれしい。
やはり毎年会いたくなる花の1つ。
ソナレセンブリ
先日(10/24)伊豆で見てきたソナレセンブリのモジャモジャはほとんど確認できないが、拡大してよく見ると普通のセンブリを更に短くしたような、2日間ヒゲをそり忘れたようなぞりぞりとしたのを見ることができる。
植生が全く違い、海岸の岩場に張り付いて咲くのでその姿がとても愛おしい。
チシマセンブリ
この写真は昨年の7/23に14年ぶりに北海道で再会したチシマセンブリだが、色はムラサキセンブリとそっくりなのだが、 この花にはモジャモジャの痕跡が全く無い。
また、いままでのセンブリには青紫のいストライブが入っているのだが、チシマセンブリにはストライブでは無く水玉模様なのがおもしろい。
さらに、本土のセンブリが5弁(たまに6弁があるが)なのに、北海道のセンブリは4弁のようだ。
まぁ、わたしは植物学者になる気はないからどうでもいいのだが、見ているだけで夢がふくらむ。
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