失われゆく静岡大学旧大岩キャンパス
この写真はおそらく1949年頃かそれ以前に建てられた静岡大学旧人文学部の正面玄関である。現在、この地には市立図書館が建っているが、1955年頃わたしはここでよく遊んだからしっかり覚えている。
が、いまわたしが訴えたいのはこのイラストに描かれている植えたばかりのヒマラヤ杉のことである。このヒマラヤ杉はこの建物の裏側にも取り囲むように植えられている。
しかし、1970年頃静岡大学は現在の大谷に移転したのでこの建物は取り壊された。
その時、イラストに描かれているヒマラヤスギはこの建物の裏側にまとめて移植されたのではないかと思う。
前置きが長くなったが、実は昨夜の台風でこの大ヒマラヤ杉が倒れたとの情報が飛び込んできたので、さっそく見に行ってきた。(以前にもあったが)
朝7時過ぎ、城北公園に入ると草いきれがふわ〜っと襲ってくる。昨夜の台風24号で公園の木々の葉がいたぶられて積もっていたからだ。そのうち大きな倒木に出くわす。
結局大木が3本、無残にも倒れていた。さて、この大木を乗り越えないと先に行けない。わたしは両手両足を使って乗り越えたが、アマティは飛び乗ることが出来なくてキョトンとしている。(若い頃のアマティなら難なく乗り越えられるのだが)
「上がダメなら下からおいで」と誘うのだがやはりダメ。リードを付けていれば上からでも下からでもできると思うのだが、残念ながらわたしがリードを持って越えることが出来なかったのだ。仕方なくわたしはやっと乗り越えた大木を両手両足使って再び乗り越えて、アマティを連れて巻き道したのだった。
ヒマラヤスギがあと何本残っているのかは知らない。しかし、思い出がだんだんなくなるのはサミシイ!...
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