蜂に襲われる
静岡に帰る前に最後に水遊びをさせてやろうと、いつもの場所に行ったら残念ながらすでに先客がいた。仕方なく新天地を開拓して河原に降りた。降りるルートはほとんど使われていず、バラをくぐって降りていった。
残念ながら深いところはなかったが、それでもアマティは楽しそうに走り回っていた。
さて、帰ろうと道路に登り掛けた時、なぜかアマティが黄色になって手で顔を覆いながらうずくまっている。わたしは一瞬何が起こったかわからなかったが、それは蜂の大群がアマティに覆い被さっているではないか。蜂は間もなくわたしにも襲いかかってくる。
「逃げろー」と叫びながらアマティを後から蹴飛ばして道路に駆け登った。
幸い道路までは追ってこなかったこと、蜂は小型でスズメバチではなかったことは安堵したがわたしの左腕に激痛が走っていた。
即座にアマティの身体を観察したが、アマティの身体には刺された様子はなかった。
「逃げろー」と叫びながらアマティを後から蹴飛ばして道路に駆け登った。
幸い道路までは追ってこなかったこと、蜂は小型でスズメバチではなかったことは安堵したがわたしの左腕に激痛が走っていた。
即座にアマティの身体を観察したが、アマティの身体には刺された様子はなかった。
山に入るとヒルやダニや蜂やヘビや、毒を盛ったものが多い。以前アマティがマムシにかまれて困ったあと、ポイズンリムーバ(毒抜き器)を買ってリックザックに入れてあった。買って以来1度も使って無かったが、この激痛には耐えられずあてがって吸い出してみる。右の写真のように注射器がブル下がるようになると、僅かだが汁が出てきた。それ以来痛みは全くしなくなった。 考えてみればアマティのために買ったのだが、これは真空にして吸い出す装置なので、毛皮の上からは使えない。しかし、わたしの痛みが取れたから持っていた甲斐があったというものだ。
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