白滝キャンプ場の名物 [ザ 五右衛門風呂]
白滝キャンプ場といえばやはり何と言っても五右衛門風呂です。この五右衛門風呂棟に4基の風呂が備わっています。また、風呂焚き用の薪が常備されています。
しかし、五右衛門風呂と言えばおよそ熱効率の悪い釜の代表ですから、風呂桶を洗って水を溜め、薪を割って火を付け入れるようになるまで2時間は充分かかるので、それは大変な作業なのです。
したがって、このお風呂に入りたいと思ったら15時になったらそろそろ準備を始めないと入浴・夕食・焚き火に支障をきたすことになります。
わたしは山葵田の五右衛門風呂で風呂炊きにはかなり慣れていますが、不思議なもので竈が変われば焚き方もかなり変わります。ボクは14日間、毎日マッチ1本で風呂を焚いていたので、ほぼマスターしました。3年かかりました。
まず、割った太い薪で“井”型を2〜3段組みます。 そして手前に細い燃えやすい枝や燃え残って炭になりかけた燃えカスを置き、白樺の皮を1枚。
いよいよ白樺の皮にマッチで火を付けてください。油を含んだ皮は一気に燃え上がり、枝や燃えカスに燃え広がります。
火は着いたように見えますが、まだ竈の蓋は閉めないでたっぷり空気を流し込みます。右の写真のように薪で組んだ櫓が燃えだしたら、蓋を閉めて熱効率をよくします。
竈の蓋を閉めても、時々は開けてチェックする必要があります。特に薪の補給が大事です。(乾燥した薪は予想以上に早く燃え尽きます)
薪をドンドン燃やし、竈全体が温まらなければ風呂の水温も上がらないので2時間みる必要があります。(ただしぬるくても竈が温まれば急激に温度が上がる)
風呂の釜(浴槽)の部分はあまり大きくないので、わたしたちのように2人が使用する場合は風呂が沸いても、どんどん薪をくべて水を足しながら入らなければなりません。これがしっかりできていると、炊きあがった直後の夕食前に風呂に入り、そのまま寝る前に風呂に入り、そして朝起きてからの朝風呂まで火は1回入れただけで温かい最高のお風呂に入れます。
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