BACH 無伴奏チェロ組曲(横山真一郎版)
バッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜は80種類にもおよぶという。その中でもわたしが所持している楽譜は上の10冊と右側にある、カザルスのLPレコードで組曲全集の付録の楽譜。(上のBarenreiter版にはアンナ・マグダレーナ・バッハの他ケルナー、ウエストファル等6種の写譜楽譜が含まれる)
べーレンライター版と付録の楽譜にはスラーとフィガリングの指番号が省かれていて大変おもしろいのだが、実際に楽譜を見てチェロを弾くのは困難。
(ここまではすでに本ブログで述べています)
そんな時にわたしのお弟子さんJさんがVandersall 版を探し出してくれました。全てのアーティキュレーションと指番号をを排除された自分のオリジナル楽譜を作れるクリーンな楽譜で、輸入方法を検討してもらったのだが日本と取引のある会社がなく膨大な費用がかかることがわかったのです。
そしてとうとう見つけて下さったのが横山真一郎版です。6曲全曲をFinaleを用いてクリーンな楽譜に仕上げているのです。
上の楽譜は横山版の1番のアルマンドの楽譜です。全曲がこういう感じで書かれています。この楽譜を見ているだけでいろいろなアーティキュレーションが頭に浮かんできてとても楽しいです。フルニエ、カザルス-Fokey、カザルス-Tobel版と共にこの横山版は重要な1冊となります。
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