2017年3月
2017年3月30日 (木)
真富士の幻の滝:天神滝を訪ねる
大河内平野地区は滝の宝庫で梅ヶ島街道を走っていると何本もの滝を見ることができる。
中でも真富士山の麓にある天神滝は45年前に訪れたことがあるが安倍の大滝に並ぶ見事な滝だった。
しかし、天神滝へのルートはいつしか忘れ去られ、その後「滝まで登った」という人には30年来会っていない。
わたしは新卒で平野にある大河内中学校に赴任したことがあるので、当時の関係者に会う度に天神滝情報を求めるのだが、だれもが「滝へのルートは今は存在しない」としか帰ってこない。
そんな時、わたしの中学校の同級生から「挑戦してみないか」との誘いを受けて「おもしろい」と即答。本日その挑戦が行われた。
登山口は記憶にしっかり刻まれているので全く問題ない。ルートも踏まれているので、なぜ「幻の滝」と言われているのか不思議だったが、そのうち山葵田に出くわして納得。
しかし、まもなく山葵田の廃墟が出てくると踏み跡は全く無くなり行く手を遮られる。
ここからはネットで調べた情報とうす青色のテープを頼りに慎重に進むと、獣道らしき踏み跡が現れると同時に前方に2本の滝が見えてくる。
その手前の滝が45年前に見たことのある見事な真富士の天神滝だった。
2017年3月29日 (水)
2017年3月28日 (火)
カザルスの無伴奏チェロ組曲
昨日、カザルスが演奏するバッハのレコードに関する話題をアップしたので、今日はカザルスのバッハの楽譜について書いておきます。
カザルスは残念ながら自らはバッハの楽譜を出版してはいません。しかし、カザルスのお弟子さんがこのような楽譜を出版されています。
左は[Casals-Foley版]で右が[Casals-Tobel版]です。Foleyはおおよそカザルスが60代の頃、Tobelはカザルスが70代の頃のお弟子さんのようで共に10年位教えを受けていたようです。
この2人の楽譜はカザルスの教えを忠実に楽譜に再現したものとして大変興味深く、評価も高いと言われています。
さて、カザルスが54才の時に録音した無伴奏のレコード(歴史的名演)を聴きながらこの2冊の楽譜を見比べると大変興味深いことがみつかります。(CDではなくレコードで聞くとボーイングやどの弦で弾いているかやブレスが見えてきます)
まだ全曲を見比べ・聞き比べした訳ではありませんが、ほとんどがこの2冊のどちらかの楽譜に寄っていると言うことに気付きました。カザルス/バッハを理解する上で大変貴重な資料です。
2017年3月27日 (月)
カザルス/バッハのレコード
左上はカザルスのバッハの無伴奏チェロ組曲全集3枚組みLPレコードで、右上はこの全集に添付されていた全曲楽譜。 下段はその楽譜の1番プレリュードを拡大したものです。
わたしが高校に入った年(1959)、父親に「チェロをやりたい」(静市高には当時オーケストラ部があった)といったら音楽のことは全く分からないはずなのにすぐに手配してくれ、カールヘフナーのチェロとなぜかこのカザルスのバッハの無伴奏LPレコードを揃えてくれた。(後々大変感謝することになる)
このレコードには写真のような楽譜が添付されていて、これを見ながらレコードをかける度に「なんでこの音符がこのような音楽になるのか」目と耳を疑ったのを今でも鮮明に覚えている。それいらいこのレコードを何度も何度も聞き返してボロボロになっている。(いまもかけながら書いているがレコード針でつけた傷跡のプツプツ音が酷い)
さいわい、わたしはまだ1度も針を置いたことにないLPを別に1セット持っているので、新品レコードは老後の楽しみにとってある。
実は写真のLPも現在販売されているCDもカザルスのバッハは全てこの時のSPレコードの録音を再版(復刻) したものである。
2017年3月25日 (土)
鹿骨ゲット!
しばらく山に行ってなかったので樽峠までのハイキングを思い付き、登山口に着いたのは11時半。
荒れた登山道に入るなりアマティが何かをくわえてきた。いつもの木の枝かと思っていたが喜び方が尋常ではないのでよく見たら野生動物の骨だ。(ヒトの骨でないことを祈る)
もうこうなると鼻先に鹿の干し肉を持っていっても、全く無視して骨をかじっている。
野生動物の感染症が恐いのでなんとか取り上げようと努力したが逃げ回って捕まらない。
カメラブレとピントボケで酷い写真だが、余りにもうれしそうなアマティの表情がよく出ている。
こんな足場の悪いところでも決して骨を離さない。
このあたりでなんとかアマティを捕まえ、座らせて骨を取り上げる事に成功。
しかし、その後もどうしたことか今日のアマティは弾けっぱなし!
今週は3日ほどお留守番させて家に閉じ込めておいた反発か?
水溜まりがあるとお風呂のように入っている!
きょうのアマティは好き放題やっていたので、貸し切り山行ができて本当によかった。
こんな様子を登山者に見られたら大ヒンシュクである。
2017年3月24日 (金)
2017年3月23日 (木)
2017年3月20日 (月)
2017年3月19日 (日)
2017年3月18日 (土)
イヌの○○
イヌフグリは青色のかわいくて美しい花で大好きな花だ。写真を撮ってもなかなかきれいに撮れないのだがきょうはきれいなブルーの色が出た。
こんなステキな花にかの牧野富太郎は[犬の陰嚢](イヌノフグリ)と命名したのはあまりにも有名な話し。(この人の命名植物はずいぶんかわいそうな名が他にもいくらでもある)
もっとも、このかわいらしい花が陰嚢に似ているのではなく、この花の実が犬の陰嚢に似ているのだが、たしかに似ている。(ただしわたしは、イヌもヒトも大差ないと思うのだが)
アマティの場合、お尻に毛が生えていないのでまさにイヌノフグリをブラブラ振り回しながら走り回っているのが丸見え。
で、気になるのがイヌノフグリの季語と花言葉だが、季語はもちろん今。(春・早春)
花言葉は何と[信頼]、[女性の誠実]だという。はたして牧野富太郎はこの花言葉を意識して命名したのだろうか?…(いや、命名の方が早くて花言葉が後かも知れないが)
2017年3月17日 (金)
2017年3月16日 (木)
ビンテージBMX 「Schwinn]
上の写真は2009年1月3日、自転車が欲しいという当時9才のマゴのお年玉にわたしの趣味として買い与えた「Schwinn(シュウィン)」というアメリカ製のBMXである。
このマゴは今では高校生となり、先日わたしの愛車・赤と黄色の[KLEIN]をあげたのだった。その時戻ってきたのがこの右の写真「Schwinn]だ。トップチューブの塗料がはげているがまだまだ健在。
こちらの写真は今日、別の9才のマゴが来たのでこのBMXに乗せてみた。
このマゴにはすでに派手なMTBをプレゼントしてあるのだが、このBMXが大変気に入ってしまったようだ。
そんなわけで今日は計らずもマゴと2人で東静岡駅の近くの[瞬]までサイクリングをし、2人とも大好きな鰻を食ってきた。
2017年3月15日 (水)
いつか暇になったら 〜無伴奏チェロ組曲〜
バッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜は80種類ほど出版されているという。
わたしはいつか、BACHの虜になったこれら編者の心に触れ、この曲に取り組みたいと思ってたのだが、実際にはベッカー版とフルニエ版しか見ていないのに楽譜だけはコレクションして時間が過ぎていった。
幸いなことに時間の余裕ができてきたこの頃、「さぁ、いよいよ念願が果たせる時だな」と思い、楽譜を探し出したらこの10種類が見つかる。1つずつ見ていくと予想どおり実におもしろい。
(左からFOURNIER、BECKER、MAINARDI、SELMI、WENZINGER、GAILLARD、CASALS/TOBEL、CASALS/FOLEY、ALEXANIAN、Bärenreiter 3手書きファクシミリ版)