壊れたテールピース
アジャスター固定用針金が浮いていたので(ビビリ音の原因となる)、押さえつけたら黒檀のテールピースの端っこ(A線側)が折れてしまった。
テールピースを替えると音がガラリと変わってしまうので、交換はしたくないのだがこれでは修理不可能。
幸い今まで使ったスペアがあるので、付け替えてテストしてみた。
まずはチェロ用のテールピースとしては定評のあるプラスティック製。
実はこの楽器ではプラのテールピースは1度も使ったことが無いので前々から試してみたかった。
たしかに評判のいいのもわかる弾きやすい製品だが、壊れた黒檀に比べると音の深みが無いのが気に入らない。
その次に以前はこの楽器に付けていたローズウッドを付けてみた。
これは色もきれいだし木目もステキで美しい。音も深みのあるいい音がし、特にD線がよく鳴る。
先の黒檀のテールピースとこのローズウッドのテールピースは形もアジャスターの構造も同じものなので同じ制作者のものだと思う。が、A線のアジャスターを見て驚いた!(右の写真) 壊れた黒檀のテールピースのように同じところが今にも壊れそうではないか!こんな壊れ方を日に2度も見るとは驚いたが、こういうことあるんだ!
調べてみたらチェロはA線に最も張力がかかり、わたしが使っているラーセン・ソリストの場合は18.31kgが常時かかっているという。(開放弦時)
普段の手入れができないだけに、チェロの1番のウィークポイントかもしれない。
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