イヌ好きにたまらない目黒不動尊(滝泉寺)
五反田にバレーを観に行くついでに、以前訪れたことのある目黒不動尊に寄る計画を立てた。
ここは狛犬好きにはたまらないところだが、和犬の狛犬がたくさんいることでも知られている。
犬好きにはとてもうれしいお不動様なのである。
前回、見落としている狛犬もいるので、再度かわいい犬たちの探索が始まった。
アチコチに分散しているので、探索という言葉がふさわしい!
最も目に付きやすいところにいるのがこの山犬の一対。
おだやかでやさしく笑っているようにみえる。
それもそのはず、足元にはこいぬをあやしている。
右側がオカアサン(乳首がある)で左がオトウサンだと思われる。
左のトウサンを見上げるこいぬの目、右のカアサンに守られウトウトしているこいぬの目、この表情がたまらない!
独鈷の瀧の奥側に何体もの狛犬が無造作に鎮座している。
これはその中の一対の山犬
この子たちはひどい補修がされているがかわいい表情をしている。
驚くのは両方とも縄で編んだように彫った首輪をしている。
わたしは多くの山犬の狛犬を見てきたが、首輪付きは初めて。
池の両側にいるのかこの子連れの一対。
右側がやさしくて左側は中腰で少し怒っているようにも見える。
池の右手にあるのが、コロコロした3匹のこいぬを連れた山犬のレリーフ。
滝の上の奥の方に、ここにも一対の狛犬がいる。あまりにも遠く暗いので鮮明な写真ではないが、これは山犬の像とは異なり、口は横に大きく裂けた獅子顔だ。
この狛犬は1体しかない。
それも半分土に埋もれているのはなぜか?
なかなか面白い顔をしていると思うのだが!
この顔、次に述べる一対の狛犬の[阿]に顔がよく似ているような気がするのだが・・・・!
この格式の高い狛犬こそ、目黒不動の目玉と言えるかも知れない。
1654年に作られた、都内では最も古い狛犬だと言われている。胸に製作年代がハッキリ刻まれている。
最後に一体しか残っていない狛犬を掲げておく。
ちょっと情けない顔をしているが装飾がすごい。背面のシッポは何とも豪華で、ずいぶんおしゃれな狛犬である。が、驚きはこの狛犬の台座!
1段目はかわいい3匹のこいぬが戯れている彫刻がなされ、2段目はぼたんの花と狛犬が1頭描かれている。
目黒不動尊の狛犬はこれで全てではない。まだアップしてないものもあり、まだ見つかってないものもありそうである。またいつか、訪ねたい!
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