50年間使ってきた愛用のチェロ弓
この弓はA.Vigneron(1851-1905)で、50年以上愛用してきたものです。(年代から、わたしの前にどなたかが5〜60年使ったことが推察されます)
弓はどんな弓でも竿の元は六角形ですが、これはご覧の通りひどく変形しています。
このすり減った部分は右手の薬指の位置に当たりますが、わたしは薬指には圧力を加えないので以前のオーナーによるものだとおもいます。
弓は一般的に消耗品だといわれています。これを見ると百年ちょっとでこんなになってしまうので、それも頷けます。
わたしの体にガタが出だしたように、弓にも問題が出てきました。ただ、この弓はとてもいい弓です。この弓が使えなくなったらこれに変わる弓を探すことも財力も不可能です。まぁ、そうなったらほんとうに引退ですな!
| 固定リンク | 0
「音楽/チェロ」カテゴリの記事
- スゲーナー(2025.04.12)
- 花の冠(2025.04.07)
- Bach の誕生日(2025.03.21)
- チェロの健康診断と弓の張り替え(2025.02.26)
- チェロのチューニング(2025.01.17)
コメント