教師冥利に尽きる
彼はわたしの新卒時、最初の赴任中学校の3年生でした。何ごとも熱心な生徒でしたから、わたしの音楽の授業も聞いていたのかも知れません。音信不通になったまま、今日、何を思ったのか「還暦も近くなったので」と言いながらわたしの家を訪れてくれました。そして、音楽の話(バッハやモーツァルトやチェリストやアンサンブルやオペラ)をいっぱいしました。こんな時間が持てるなんて、だれが想像できたでしょう!
彼は話の中で2枚のCDをプレゼントしてくれました。1枚はイッサーリスのバッハの無伴奏チェロ組曲です。「スゴイ演奏だから聞いてみて下さい」ということでした。そしてもう1枚はモーツァルトのチェロコンチェルトのCDです。
この2枚目のCDを見て驚きました。「モーツァルトの3つのチェロ協奏曲!?」
なるほど!モーツァルトの3曲のヴァイオリン協奏曲のチェロ編曲版でした。演奏もモーツァルトだし、カデンツァもオリジナルでした!
何十年ぶりに会った教え子と、こんなステキな話をしながらあっという間に時間が経ってしまいました。
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