チェロのミュート(ソルディーノ)
ゴム製のミュートは1つあれば一生使えると思っていました。
Arensky のピアノトリオ(d-moll、Op.32)には2度ほどミュートを使う指示があります(con sordino)。この2カ所はミュートを付けることによって、チェロがすすり泣くような効果を出し、曲中最も美しい部分です。
演奏中付けたり外したりする訳ですが、あまり効果が出すぎて響きが抑えられないように、D線の上に軽く乗せる程度にしていました。しかし、最近付けたつもりがコロッと落ちることがよくあるのです。どうやらゴム質の経年変化でコマを挟む部分が緩んできているようでした。
至急あたらしいミュートを取り寄せ、今度はG線の上にしっかり差し込んでみると、音色は変化するが音量は減らないことを発見しました。よし、本番はこれで行ってみよう!
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