チェロの駒を交換しました
わたしのチェロ(Stoss)は4枚の駒を持っています。
季節によって駒を取り替える訳です。40年前にヨーロッパから持ってきたばかりの頃は、駒の高さが季節ごとに狂ってしまい、3つとか4つを必要としていたのですが、ここ10年ほどは楽器も落ちついてきて、年間に1回替えるかどうかです。
(駒の高さといいましたが、正しくはネックの角度の変化)
この駒はわたしの最もお気に入りの駒で、4つの内でもっと背の高いものです。(指板の一番先の弦の高さ:A線6mm、C線8mm)
今年は天候がおかしいといわれていますが、この時季、この高い駒を使うのは初めての体験です。
この駒は40年前に作って貰ったものです。
白肌の楓の駒はかなり変色して黄ばんでます。残念なことにゴム製の弱音器の汚れも付いています。
しかし、ソリは全くありませんし、弦の食い込みもありません。その秘密は駒を毎日チェックすることと、A線が当たるところに象牙を埋め込んであります。したがって、汚れてはいるものの新品同様の力強い音が鳴ります。
駒を高くした今日、伊東でピアノトリオの練習をしてきたので、しっかり疲れてしまいました。
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