牧渓
この牧渓という干菓子は、かっての教え子が毎年わたしの誕生日に合わせて(正確にはわたしと、今は亡き“Hana” の誕生日(12/25)に合わせて)送ってくれるものである。
お茶菓子としてもてはやされてるからか最近、大変品薄となり入手困難だと聞いている。
これは1cmほどの小さな信濃柿(豆柿、ドングリ柿)の干し熟し柿に砂糖をまぶしたものである。口に入れ、砂糖を砕くと熟した柿が口いっぱいに広がる。まさに見事な調和を口の中で味わうことになる。
実はこの干菓子には謎が多すぎて説明が難しい。菓子の説明はほとんどなされていない。
牧渓の水墨画の「六柿図」から来ているようである。また、書はこの干菓子の名付けらしい。
こうなってくると、もうわたしの手には負えない!この「牧渓」の干菓子はとてもおいしいと言うことだけで充分な気がする。 が、新しい事実も徐々にわかってくる。信濃柿を見ることができた。送っていただいたお宅に生けてあったものだが、鈴なり状態だった!まるでブドウだ!
そおっと1粒摘んで口に入れてみたがとても牧渓の味とはかけ離れていた。この柿を菓子にするにはかなりの歳月と手間を要するのでは無かろうか?
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